僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

飄々と生きる大先輩

飲酒歴40年、断酒歴8年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、レジェンドに学ぶ・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

弾き語りジャズ・ピアニスト、リスボン

本日は久しぶりに、アート・ファシリテーターとしての活動をしてきました。

 

これまでも何回か報告してきました、滋賀県主催の障害者芸術の展覧会、

「ぴかっ to アート展」の第一次審査会があり、展示計画責任者として参加してまいりました。

 

この展覧会、滋賀県に住んでいるか通っている障害者による、アート作品の公募展です。

公募展ですので、専門家による作品審査があります。

僕は審査員ではありませんが、展示計画を作成し、実施する関係で、

第一次審査及び第二次審査に同席します。

 

昨年までは勤務先の大学の公務として行ってきましたが、

今年からは野放しの個人としての参加です。

 

今日の審査会ですが、日本の現代美術のレジェンドと呼んでいい、大物アーティストが参加しています。

今井祝雄(いまいのりお)さんとおっしゃる方で、

僕にとってはかつての同僚でもあります。

 

今井祝雄さん

 

今井さんと僕は、かつての勤務先の開学からお付き合いいただいており、

今井さんが尽力されて新設されたコースの教学上のお手伝いをしたこともあり、

大学で関わった方々の中では、積極的な関係をもたせていただいた方です。

 

1年ぶりにお会いした今井さん、僕より一回り上ですので、

今年、78歳、でもお元気でした。

現在も現役のアーティストとして制作発表活動を続けておられ、

表現者の先輩として、見習うべき存在です。

 

今井さん、何といってもその飄々とした立ち振る舞い、そして生きざまが魅力です。

世界的にも著名なアーティストであるにもかかわらず、全く偉ぶることはありません。

そして制作にあたっても、

いつ辞めてもえぇ、でも辞めようと思うと次の課題が見えてきて、辞められへん、

と笑いながらおっしゃる、ホンマに自然体の方です。

 

100歳現役ピアニストを目指す僕にとっても、

その肩ひじ張らない生き方、そして制作に向かう姿勢は、見習うべきものです。

 

元同僚としてレジェンドの生きざまに直に触れることができた日でした。