僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

己の役割を知るべし 

飲酒歴40年、断酒歴8年と9カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、当たり前といえば当たり前・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

 

SNS とバカは使いようです。

以前にも報告しましたが、僕が普段、よく使う SNS は、

FaceBook と、Twitter ですね。

FaceBook は主にミュージシャン仲間との連絡に使います。

Twitter はより若い世代に伝えたい内容を書き込むようにしています。

 

SNS とは不思議な性質をもっていて、

他人の投稿なり、そこから垣間見える他人の生活が、

ムチャクチャ、眩しく見えてしまいます。

特にミュージシャンの投稿は、

ライブ等の活動報告が多く、

こんなとこで演奏しただの、お客さんがいっぱい来ただのといった書き込みには、

ついつい、過剰に反応してしまいます。

 

どういうことかというと、

みんな頑張っているのに、俺は何しとんネン、、何を燻っとんネンという、

ネガティブな感情が沸き起こってしまうんですね。

 

SNS への投稿はどうしても盛りがちになってしまうという原則は分かっているのですが、

他人の庭の芝は青く見えてしまいます。

 

でも極めて限定された情報だけで、勝手に想像を膨らませて、

めげてしまうのもアホですよね。

 

ひとにはそれぞれ与えられた持ち分があり、

その持ち分をまずは十分にこなすことが大事です。

そしてその与えられた持ち分というのは、

一人ひとりが異なるのであり、

誰一人としてむだな人物なぞいないはずであることは、

ジャンルを超えて、音楽の演奏という行為から学んだ大原則です。

 

僕には ADHD 的な素養と、自己完結的な無責任さがあるにもかかわらず、

SNS を通じた他者との比較に勝手に負けてしまう傾向がありました。

でも、他者と自己を比較することには、ネガティブな効果しかないことを、

最近、納得できるようになりました。

遅い気づきではありましたが、

でも、気づかないままよりも上出来ですよね。

 

高齢者の青春真っただ中です。