僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

吠えました!

飲酒歴40年、断酒歴7年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、実は未練たっぷり?ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日から勤め先の後期の授業が始まりました。

定年前、最後の1学期の開始です。

今のところ、継続雇用の話は全くなし、

ま、ないやろうな、再雇用は。

 

今日は1講時目に講義が一コマだけです。

ですが、かなり疲れました、ハイ。

何でかって言うと、

勝手に疲れたんです。

 

今日の講義の出だしの部分で、まずかましました。

「無理に出席せんでええで。」

そして次に、第2弾の爆弾発言、

「これは僕からのお願いやネンけど、この授業中は、パソコンもスマホも開けんといてほしいネン。」

 

21世紀も4分の1が過ぎようという時に、

若者たちに必需品ともいうべきデジタルツールの使用の禁止を宣言しました。

 

理由はムチャクチャ、単純です。

こっちが’(勝手にですが)大汗をかきながら話しかけている目の前で、

他の事、ゲームや SNS の確認、他の授業のための作業等をしてほしくないからです。

僕のワガママかもしれません。

 

でも僕は僕なりに考えに考えた末の暴言です。

ノート・テークにパソコンを使いたいという、予想されるもっともな反論に対しては、

プリントならびにデータ配信の方法でノートを提供することを告げました。

 

講義の進行の中で気になった用語等について、ネットで確認したい場合は、という、

こちらも予想される反論に対しては、

少しだけ時間をかけて、短時間でのネット検索では、

学習に有効な情報の獲得は無理であることを説明しました。

 

とにかく僕は、若者たちに直接、語り掛け、

そして考えてほしいんです。

そうでないと、まず、この国の未来はありません。

もしかすると21世紀で人類社会は絶望的な堕落を迎えるかもしれません。

若者たちは、自主的に思考するという行動をしなくなりました。

せめて僕の講義時間の中だけでも、

デザインやアートを切り口にしながら、若者たちの将来について考えてほしい。

 

僕は学生諸君の反発を予想していました。

しかし今の若者たち、こちらが強く出ると、内心はウザっ!と思っていても、

表向きは付き合ってくれます。

こんな風に暑苦しく授業するから、ホンマにいややったら、出席せんでええよと、

繰り返し伝えました。

来週の出席状況が楽しみといえば楽しみ、怖いといえば、怖いっす。

 

最後の半年間のおつとめ、まずは吠えました。