僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

腕時計

若い子たちと接していると、勘違いかもしれませんが、こちらもエネルギーをもらえるような気になります。
若者たちと接するラッキーな職業に就いた肝硬変持ちのアル中先生、リスボン、57歳、厚かましく元気です。

今日もリスボンのノープラン・わがまま・有害無益・ブログ、ご訪問、ありがとうございます。

いつくらいからか、腕時計を使っていません。

最後のセンター入試監督業務の時は、腕時計で時間合わせをした記憶があります。(今年の1月です。)
その後、二日ほどして入院しましたので、入院中に腕時計が止まったものと思われます。
多分、単なる電池切れなんですが、電池交換と安物の新品購入ではそれほど価格に差がないので、どうすんべぇと思っているうちに、現在に至りました。

普段は、携帯電話(ガラケーです)で時間を確認しています。
また、勉強中は、パソコンのモニターで時刻の確認ができます。

ですので、今の所、腕時計がないことによる不便は、特には感じていません。

以前、東京出張の際に、予約していたのぞみに乗れなかったくらいかな。
でもその時も、自由席のメリットを知ることができたので、プラスの経験になったとも言えるかもしれません。

ただ、最初の頃は、落ち着きませんでしたね。
これは時間が確認できないという不安と、左手首にいつも何かが接触しているんだけれど、それがない、という落ち着きのなさでした。

もちろん、ピアノを弾くときは、練習でも本番でも腕時計は外してましたよ。

人間、慣れるものですね。
左手首の腕時計焼けも、ほぼ消えました。

断酒も(そして飲酒も)同じことかもしれません。
飲まないこと(飲むこと)が習慣化しているかどうか。

ただ僕たちの場合、
飲まない時と、飲む時を適度に調節することができないんですよね。
今、飲まないことをかなり習慣化できています。
でも、一度崩れれば、奈落の底に落ちていってしまうのが、僕たちアル症者なんですよね。

また来週、調査研究のため、関東方面に出張します。
宿泊先では問題がないと思いますが、やはり心配なのは、帰りの新幹線車内です。

前回は大丈夫でした。
隣に座った若いサラリーマンが、泡立つ奴を飲んでいましたが、
ええなぁ、とは思いましたが、わしも飲みてぇ、とは思いませんでした。

今回も、一瞬の油断が奈落の底に引きずり降ろすということを、ひつこいくらいに肝に念じて、行動します。

僕たちアル症者は、慣れたように見えて、死ぬまで慣れないんですよね、断酒生活に。

でも、やっぱり、
皆さんも僕も、今日も(そして明日も)、ご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続しましょう。