本日も、リスボンの、自分勝手・ノープラン・有害無益・ブログ、ご訪問、ありがとうございます。
木、金、土と3日間、学生たちの履修相談業務、こなしてまいりました。
例年よりも、疲れたなぁ、というのが正直な感想です。
僕が年をとったなということと、病気を期に体質が変わり疲れやすくなったということ、そして一つ目の理由とほぼ被りますが、僕が年をとったことにより、学生たちとの年齢差がより広くなったことによるギャップ感覚、まぁ、こういったことが疲れの要因でしょう。
でも、それだけではなさそうです。
そしてその強制的なアイデンティティーの決定は、少なからぬ苦痛を伴い、生きづらさを呼び起こすこともあるでしょう。
僕の経験した疲れなんですが、そんな最近の若い子たちの、自分の生きづらさを引き受けることに難渋し、そのことが大学における学習の不調に繋がっていること、そのあたりに要因の一つがありそうです。
僕の経験した疲れなんですが、そんな最近の若い子たちの、自分の生きづらさを引き受けることに難渋し、そのことが大学における学習の不調に繋がっていること、そのあたりに要因の一つがありそうです。
もっと自分のダサさ、下手くそさを受け入れて生きることが許されれば、もっと楽になるだろうになぁ、と思います。
ところが、時代がそれを許してくれないようですね。
若者たちは、こうあらねばならない今の自己というものが強制的に設定され、それに適合していない場合、自らを否定的に捉えざるを得ないようです。
若者たちは、こうあらねばならない今の自己というものが強制的に設定され、それに適合していない場合、自らを否定的に捉えざるを得ないようです。
かわいそうだなと思います。
そして、20世紀的感覚、昭和感覚では、
「それぞれに頑張ればいいんだよ」と励ましてあげられましたが、
今の時代、そのような励ましは、励ましに見えて、無責任で無神経な押し付けでしかなさそうですね。
そして、20世紀的感覚、昭和感覚では、
「それぞれに頑張ればいいんだよ」と励ましてあげられましたが、
今の時代、そのような励ましは、励ましに見えて、無責任で無神経な押し付けでしかなさそうですね。
自らの頼りなさに涙を流す学生を前に、単純な励ましでは不十分であり、どうすれば彼女/彼の置かれている状況を俯瞰し、適切な声かけができるのか、そのような課題を次から次へと投げかけられる、そんな疲れでしょう。
今の大学の先生、それも中小規模の大学の教師は、学問の先導役のみならず、時にカウンセラー、時にうるさいおじさん、そして時に物分かりの良い(よさそうに見える)親戚の(?)おじさんも演じなければならないんです。
下手な人生を送ることになった経験を少しでも生かせればなぁ、と思います。
下手な人生ですが、それでも皆さん、そして僕も、今日も(明日も)ご機嫌さんで、
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続しましょう。
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