僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

現代美術はおもろい(3)

アル症と肝硬変、二人の悪友と死ぬまで名トリオ、リスボン、57歳。

本日もリスボンの、ノープラン・キマグレ・わがまま・ブログ、ご訪問、ありがとうございます。

昨日から東京に来ています。

幸いなことに台風の影響はほとんど受けませんでした。
東京に向かう新幹線の車窓が、場所によって大雨に濡れたり陽に照らされたりと、猫の目のように変わりましたが、東京に着いてからは天気は、ほぼ落ち着いてました。


さて昨日はまず、新装なった恵比寿の東京都写真美術館で開催中の、杉本博司「ロスト・ヒューマン」という、むちゃくちゃ意欲的な展覧会、楽しんできました。

内容については、少しでも書いてしまうとネタバレになってしまうので、ほとんど触れんとこ、と思います。

でも、杉本自身の写真作品、杉本自身が長年かけて集めた奇妙なコレクション(しかも考えようによっては、とてつもなく奇跡的で貴重なコレクションです)、そして新しい展示会場の特性を活かしたインスタレーション
これらの道具立てを最大限に生かして、
「滅びゆく歴史」、「廃墟としての劇場」、そして「仏」という、人類の罪と救済に関わるテーマに取り組んだ、今回の展覧会。
まず間違いなく、現代美術に対する見方が変わります。

現代美術は決して勉強するものではなく、アーティストの生き様に対して、僕たち見る側も命がけで対峙するべきものです。

そして今回の展示のように、空間すべてに命をかけるのが現代美術のアーティストの使命です。

わざわざ時間を割いて東京まで出てきた甲斐がありました。

もちろんそれだけではなく、今日と明日、二つの施設を訪問します。
それらの訪問においてもいい成果を上げられたら、と思っています。

夜は久しぶりにアメ横をうろうろしてみました。
アメ横、知らん間にインターナショナル・アジアン・タウンになっていましたね。
台湾料理の屋台はあるは、ケバブは売っているわ。
そして行き交う人の3分の1は、海外からのお客さんでした。

今日も何箇所か、うろうろします。
皆さんも僕も、今日も(明日も)ご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続しましょう。