僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

佐賀で飲み放題・・・だって

アル症+肝硬変(+ほかにもありそう?)、リスボン、57歳。

本日もリスボンの、わがまま・ノープラン・有害ブログ、ご訪問、ありがとうございます。

今朝のNHKニュースで、旅行人気の低い県による、観光客呼び込みの取り組みに関するレポートがありました。

その中で、佐賀県のとある酒蔵による、試飲飲み放題の取り組みが取り上げられていました。
その酒蔵のご主人曰く、飲み放題の試飲を行っても、「仁義買い」という効果によって、結果、売り上げ増につながるんだそうです。

断酒者にとっては関係のない話なのですが、しかしもし断酒者でなかったとしたら、どうしていたかなと考えてしまいました。

何回かこのブログでも告白していますように、僕は、飲食店などの取り放題にはめっぽう意地汚い方で、
美味しい博多ラーメンでも、紅生姜を入れすぎて味を台無しにしてしまう傾向があります。

また、僕たちが若かりし頃は、あの天下一品本店では、ネギは各テーブルで取り放題だったので、野菜不足の学生としては、ここぞとばかり、ネギを特盛りにして食べた記憶が懐かしい。
(最もそのせいで、今ネギ大盛りは有料のサービスになってしまいました。全ては、昭和50年代に京都市左京区界隈で下宿生活を送っていた、僕たち、意地汚い男子学生のせいです。スンマセン。)

さて、くだんの酒蔵、ご主人曰く、
「基本的には(試飲している本人が)潰れるまで」試飲はOKなんだそうです。

酒が飲めたとして僕ならどうするだろう。
限界まで飲むやろうか。

まず第一に、僕たちの限界は4、5時間ではみえませんよね。

そして第二に、ずーっと日本酒を飲み続けることに耐えられるかどうか。
おそらく、口の中が甘くなりすぎて、耐えられなくなるでしょう。

そして下手に飲んでしまったことから、焼酎を求めて別の酒蔵に走るか、酒屋やスーパーに飛び込むことでしょう。
結果として、せっかくの佐賀県巡り、単なる酔っ払いの移動で終わってしまいそうです。

おそらくそのような予想を立てた上で、案外、おとなしく、普通の試飲に止まるかもしれません。
(ほんまか)

つまり、僕たちのような酒飲みは、味ではなく、エチルアルコールの純度、含有量なんですね、酒の楽しみというのは。
文化的な香り、ゼロ。
セルフ人体実験の資料にすぎない存在だったわけです。

そりゃ、ペナルティーもいただきますよね。

断酒生活者になったので、そんな無茶はもうできませんし、しません。
ちなみにその酒蔵、酒を飲まない人には、美味しい酢の試飲のサービスがあるそうです。
体には良さそうっす。

酒よりも酢ということで、今日も(明日も)皆さんも僕も、ご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続しましょう。

明日(9月22日)、イトーヨーカ堂奈良店で、午後1時と3時、演奏します。
無料です。
お近くの方、よろしければのぞいてやってください。