僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

上海の高層建築

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今日もライブ演奏してきました、元気なアル症、肝硬変患者、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、独断と偏見・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

アジア文化の総元締め、中国文化を探る上海の旅、
でも上海、実はそれほど観光資源の豊かな街ではありません。

せいぜい古刹がいくつか、そして伝統的な庭園である豫園くらいなんですね。

旅行雑誌のビジュアルを飾るのは、
外灘(ワイタン)地区の近代西洋建築群と、
その川向かいの超高層建築群です。

ここだけではなく、上海は高層建築の町でした。
僕の泊まった部屋も23階でしたし。

でも上海の高層建築、日本の大都市の高層建築とどことなく雰囲気が異なります。

何が違うのかなと一生懸命考えてみました。

もちろん、大胆な外観を採用しているという点も重要ですが、
それ以上に建築としての皮膚感覚の違いかな、と思っています。

かたや西洋の影響を取り入れるにしても、4000年の歴史の重みは決して忘れない、
一方は、西洋に対するコンプレックス丸出しで、表層のみならず魂までも西欧化しようとする。

その結果、日本の高層建築は、どれほどポストモダンな雰囲気を身に纏おうとも、
いつまでも優等生的清潔感から抜け出ることができない、

しかし上海の高層建築は、堂々と中華的感性を前面に打ち出してくる。

おそらく、そんな精神的な芯の強さの違いなんだろうなと思っています。

僕の中国の現代文化に対する理解が正しいのか、
やはり北京に足を運ぶ必要がありそうです。

でも北京、噂の大気汚染がね~。

ちなみに上海もそれほど空気はきれいではありませんでした。

日本の大都市の空気は良くも悪くも清潔です。

その清潔さの中で皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。