僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

棋界もこれから

怒れるアル症・肝硬変男、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、少し落ち着こう・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


ポチには鉄槌が下されました。

これであの裸の王様もなんぼ何でも気が付くでしょう、

と思っていたら、気が付かないらしいですよ、あのおぼっちゃま君は。

ぜ~んぶ、自分の蒔いた種のせいで、そのために多くの議員さんが職を追われることになったにもかかわらず、
全く自分のせいじゃないことを本音を言わない取り巻きさんたちと確認したそうです。

総理大臣として失格
政党のリーダーとして失格
国会議員として失格、
いやそもそも政治家として失格と思っていましたが、

実は、
人間として失格だったんです。
歴史上まれにみる人間のごみを総理大臣として抱く僕たち日本国民は、かなり不幸な人民です。

そのうち第1次ポチ内閣と同じく、仲間から自殺者が出て、本人はおなかを壊して、仕事を途中で放棄するんでしょうね、
あのぼけたれは。



一方、このところマスメディアの注目を集めていたのが、将棋の藤井新四段です。
さすがに連勝記録は止まりましたが、
将棋に対する一般の関心を高めた功績は極めて大きいですよね。

ただほとんどのメディアの皆さん、
将棋のプロ棋士という存在その人たちが、とんでもなく規格外の頭脳の持ち主であることをついつい見逃しているようです。

将棋のプロになるためには、奨励会というプロ棋士を養成する組織に入会しなければなりません。
奨励会に入会したばかりの、多くの場合、小学生は、六級でスタートします。
この奨励会六級という棋力が、
実は町で一番強いアマチュアのおじさんよりもはるかに強いということを忘れてはなりません。

つまり、街のトップの将棋指しが束になってもかなわない天才少年少女たちがしのぎを削る場所、それが奨励会です。
それを六級から初めて三段まで勝ち上がり、
そしてさらには、プロ同士のどんな棋戦よりも厳しい三段リーグを勝ち抜いた選りすぐりのプレイヤー、
その人たちがようやく対局料を稼ぐことができるプロ棋士になるのです。
しかも四段になれるのは、1年に4名だけ。
藤井四段だけではなく、全ての将棋のプロ棋士がとんでもない存在であることはお分かりいただけますよね。


そして今回の藤井四段の連勝報道の中で楽しかったのは、
そんな天才集団の中でも、多くの個性にあふれる天才たちが、テレビカメラの前で解説という役割を通してですが、
大サービスを展開してくれたことです。

今年限りでの引退が決まった、ひふみんこと加藤一二三九段。
天才ならではのひょうひょうとした早口の語り、天才中の天才でありながら、若き天才に対して惜しげもなく称賛を語る自由闊達さ。
ひふみんのファンは、一気に増えたんじゃないかな。

将棋以外にも多彩な活躍で知られる田中寅彦九段。
苦労人らしい、味のある解説で藤井四段の魅力を語ってくれました。

NHK好みのイケメン、中村太一六段。
女性ファンへの好感度の高そうな太一君が藤井四段のすごさを語ると、藤井四段を青田買いしようという不届きな将棋女子が現れそう(こらこら)。

そしてなんといっても、おやじギャグの帝王、豊川七段。
将棋ファンの間では、あきらめられつつある豊川七段のおやじギャグ・ダジャレ攻撃、
一般のテレビ放送でも惜しげもなく披露していたので、
聞き手の一般の女性アナウンサーが困ってしまう場面も何度か。

ほかにも、誠実さ、まじめさの塊、森下九段も、将棋ファンの拡大に貢献されたようです。

もちろん、正直なことを言えば、
プロの難解な将棋は、中途半端なアマチュアの理解を超えています。

でも、人間同士がしのぎを削るドラマとしての将棋、
伝統文化の一つとしての将棋の魅力は、
たとえ、棋力の点で人工知能が上回ったとしても、色褪せることはないでしょう。

藤井四段の活躍に対する世間の関心が一過性のものに終わらないよう、願っています。

そんな豊かな文化を楽しむためにも

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。


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