アル症、肝硬変と仲良く暑さと闘っています、リスボン、58歳。
本日もリスボンの、わがまま・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。
今日は久しぶりに、ホンマに久しぶりに、大学で天使ちゃん(註)に会えました。
30分だけのプチデート。
でも、むっちゃ、うれしかったかも。(えー歳こいて。スンマセン)
30分だけのプチデート。
でも、むっちゃ、うれしかったかも。(えー歳こいて。スンマセン)
註:天使ちゃん。僕の勤めている大学の卒業生。昨年までの彼女の在学中は、僕の福祉関係の研究活動の右腕。ジャズとゲームセンターが好きな不思議ちゃん。このブログにも何回か登場してもらっています。
天使ちゃんの話は置いといて今日の話題。
コードレスといっても、シームレスな使用環境のことではありません。
そうではなく、音楽用語で、和音を伴わない音楽、あるいは和音を用いない演奏方法のことです。
たまにリズム楽器(パーカッション)を伴わないアンサンブルもありますが、
通常のバンド形式は、これらの役割を果たす楽器から構成されます。
通常のバンド形式は、これらの役割を果たす楽器から構成されます。
で、コードですが、ギターを弾いたことのある人は、コードネームというやつをご存知ですよね。
特定の和音を奏でるために左手の特定の指の形で弦を抑え、右手でかき鳴らすことによっていわゆる伴奏パートが完成します。
特定の和音を奏でるために左手の特定の指の形で弦を抑え、右手でかき鳴らすことによっていわゆる伴奏パートが完成します。
この構造、ジャズ演奏でも例外ではありません。
メイン・メロディーを演奏するサックスやトランペットといった管楽器、
低温パートを演奏するベース、
リズムを奏でるドラムセット、
そしてギターやピアノといった和音を奏でることのできる楽器。
低温パートを演奏するベース、
リズムを奏でるドラムセット、
そしてギターやピアノといった和音を奏でることのできる楽器。
これがジャズ・アンサンブルの基本的な形です。
僕は若いころから、和音を奏でる伴奏楽器を伴わない演奏を好んで聴いてきましたし、
またプレイヤーとしても、そんな演奏が理想の一つの姿でした。
またプレイヤーとしても、そんな演奏が理想の一つの姿でした。
伴奏パートを伴わないアンサンブル、
すなわち単音のメロディー・パート、
単音の低温パート、
そして複雑な味付けを目指す打楽器。
すなわち単音のメロディー・パート、
単音の低温パート、
そして複雑な味付けを目指す打楽器。
当然ともに単音を演奏するメロディー・パートとベース・パートは、単音でありながら和音構造を連想させる音の進行を意識して演奏する必要があります。
これはかなり成熟したテクニックと感性を必要とする、高度な演奏です。
これはかなり成熟したテクニックと感性を必要とする、高度な演奏です。
僕自身はピアニストですから、
右手で単音のメロディーを奏でて、それに合わせて左手でコード伴奏を弾くこともできます。
というか、それが基本の形です。
右手で単音のメロディーを奏でて、それに合わせて左手でコード伴奏を弾くこともできます。
というか、それが基本の形です。
でもあえて左手による和音のサポートを放棄するのです。
そうすることによって、右手の奏でるメロディーの音楽性は飛躍的に高まります。
そうすることによって、右手の奏でるメロディーの音楽性は飛躍的に高まります。
少しばかり専門的な用語を用いると、
伴奏パートを伴う演奏はホモフォニーの構造に従いますが、
伴奏パートを放棄した、単音メロディーと単音ベース、そしてパーカッションによる演奏は、ポリフォニーの原理を具現化することになります。
ジャズは、コードレスの方法を採用することによって、ポリフォニーの神様、バッハの域に近づくことができるのです。
伴奏パートを伴う演奏はホモフォニーの構造に従いますが、
伴奏パートを放棄した、単音メロディーと単音ベース、そしてパーカッションによる演奏は、ポリフォニーの原理を具現化することになります。
ジャズは、コードレスの方法を採用することによって、ポリフォニーの神様、バッハの域に近づくことができるのです。
バッハはあまりにも高みの目標、神の境地に近づこうという暴挙ですが、
気持ちの上ではバッハを目指してもいいでしょう。
気持ちの上ではバッハを目指してもいいでしょう。
音楽演奏において厚かましい目的をもっている以上、病気ごときで死ぬわけにはいきません。
(天使ちゃんと会えたことで、むっちゃポジティブになっています。男って単純ですなぁ、いくつになっても。)