僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

贅沢な1日だったかも

飲酒歴40年、断酒歴2年と少し、ブロガー歴2年に少し足らず、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、実はゴージャス・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


今日は精神的には充実してました。

午前中はいつもお世話になっている、
重度の心身障害者のためのデイサービス施設を学生たちとともに訪れ、
持ち込んだ20数個のバランスボールを使って遊びました。

今日の施設の利用者のみんなの半数は、言葉を獲得していません。

また、全員が運動機能に重篤な障害を抱えています。

やはり計画していた通りの遊びの展開にはなりませんでしたが、
普段見ることのない大量のバランスボールと、
若いねぇちゃんたちがどどっと訪れたことで、
きっと普段の活動とは違う経験を味わってもらえたと思います。


午後からは僕の勤める大学のファッション・デザイン専攻の学生たちによる、
卒業制作のファッションショーを見てきました。

僕は一応、デザイン理論を専門の一つとしてはいますが、
ファッションやコスチュームのデザインについては、
正直言います、
オンチです。

自分に似合う似合わないはある程度、判断基準をもっていますが、
最先端のファッションについてはどうにも、何も言えません。

が、僕たちの大学の学生たちのショーは、
少しばかり手前味噌ですが、素晴らしいです。

舞台構成、照明デザイン、音響効果、モデルの動きを中心とした演出。

広い意味でのパフォーミングアーツとして、学生の仕事とは思えない完成度を見せてくれます。

毎年、先輩たちから受け継いだノウハウを確実に成長させ、
そして今年は、ファッションデザインを専攻する学生のみならず、
多くの学生たちがそれぞれのスキルを活かして一つの共同作品として仕上げていました。

手前味噌に聞こえるかもしれませんが、でも正直に言います。

感動しました。


ショーの前後、僕は会場で見かけた知人とはできる限り会話を交わさないようにしました。

僕自身の感覚や感性でショーに臨み、またその感動をそのまま持ち帰りたかったからです。

今日は、じわ~っとした感覚をお土産に帰り路を歩きました。

そして帰り道、会場の京都文化博物館のある烏丸御池から京都駅までの約3キロ、
このじわーっとした楽しさを頭のてっぺんにかぶりながら、愉快な気持ちで歩くことができました。

京都駅について電車の座席に座った時に、じわーっとした心地よい疲労感がありました。



このうれしさ、楽しさのためにも

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。