僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ペーパー・パニック症候群?

飲酒歴40年、断酒歴2年と2か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、俺ってダメかも・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


以前から時々、報告してますように、
僕には発達障害の一つ、ADHD、(Attention Deficiency Hyper-Active Disorder)
注意欠損性多動症候群の疑いがあります。

生活上のいろいろな不都合、不利益が生じる可能性があり、
また実際に不利益をこうむっていますので、
何とかしなければならないのですが、
何とかしようとすればするほど、
混乱に輪をかけてしまうことのほうが多いようです。

で、最近も、僕自身の注意欠損の性向を確認せざるを得ない現実に向き合わされています。

僕たちの社会、
書類という名前の紙がとても重要な役割を果たすことがあります。

そして僕の所属している大学という業界でも、
この書類という紙切れ、
物理的な軽さとは裏腹に、
その役割の重いこと。

そしてその紙切れに朱色の四角や円形のマークが載っていると、
一層、その重さは破壊力を増します。

この大事な書類という名の紙きれ、
僕も一応は大人ですから、
その大事さに応じて、しっかりと整理・保存しているつもりなのですが…


ここのところ、意図してちゃんと保管しておこうと思っていた書類が、
いざ必要な時に見つからず、

再発行や再作成といった面倒な手続きの中で何とか対応したという事態が、
連発しました。


例えば、今月初めの香港への研究出張ですが、
航空券とホテル代は1月の末に振り込みましたので、
出張旅費の精算のためにその領収書を大事に保管していたつもりだったのですが…

それから来年度の研究事業の一環としての近在の特別支援学校との事業計画書、
これも先方から郵送してもらっていたので、大事に保管していたつもりだったのですが…

それから来年度から給与の振込先の変更手続きをしようと思って入手していた変更届、
これも大事に保管していたつもりだったのですが…


どれも必要な時に見つからず、
何とか代替手段でその場をしのいでしばらくしたのちに、見つかるのです。

どの書類も、これは大事だからということで、専用の(つもりであった)クリアファイルに挟んでおいていたのですが…

結局、仕事場の机のあちらこちらにクリアファイルの山が何か所か出来上がり、
それらの山々から必要な書類を探そうとクリアファイルをひっくり返しているうちに、
次に必要になるであろう、クリアファイルの所在が不明になり、

そしていざというときにはパニックになるということを、
ここひと月ほど、繰り返しています。

恐らく通常の会社勤めであれば、
即刻、無能者の烙印を押され、
いじめ倒された挙句、ホンマに精神を患って退社することになっているでしょうね。

絶対に、総務や人事、ましてや財務といったセクションでは仕事はできません。


幸いにも専門職?につきましたので、何とか生き延びてこれていますが、
さぁ、6年後に迫った卒業後の僕の生活は、どうなっているでしょう。

努力が足りない! もっと頭を使え! 投げたらアカン!
と怒られたらそれまでかもしれませんが、

僕も努力や工夫をしているつもりなんですけど、
どうもその努力や工夫がさらに裏目に出るようなんです。


今さらなんですが、60前までに改善されなかった性向、
そう簡単には対処できませんよね。

やっぱ、この面に関しては僕、ダメ人間です。

でもダメ人間にもダメ人間の意地があります?

もう少しあがくことにします。


何で昔一生懸命コピーしたメンドくせぇ曲のコード進行は覚えているのに、
紙切れを隠した場所が思い出せないんでしょう。


自分のダメさにめげないためにも

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。