僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

パイロットはまずいでしょ

飲酒歴40年、断酒歴2年と9か月、不良初期高齢者、リスボン、(未練たらたら、まだまだ)59歳。

本日もリスボンの、職業選択?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


日航パイロットが、
搭乗前に酒気帯びであることが確認され、
ロンドンの警察に逮捕されたそうです。

搭乗前日に、
ワインを1.5リットル、ビールは1.8リットル飲んだということですが、

報道によれば彼の呼気からは、
イギリスの基準値の10倍を超えるアルコールが検出されたとのこと。


イギリスの基準値がどの程度のものなのかがわかりませんので、
このパイロットの前日飲酒をどのように考えるべきかは、何とも言えません。


本人の申告による飲酒量は、
恐らくは少なめに報告だと思われますが、

しかしワインをボトル2本、ビールを大びんで3本ですので、

かつての僕たちの基準からしますと、
とんでもない無茶飲みとも思われません。

いや、もちろん、よい子の皆さん基準では、
むちゃムチャ、大酒ということになるとは思いますが。


飲んだ量はさておき、
大勢の人を乗せた航空機を長時間にわたって操縦するという仕事の重さを考えれば、
彼の行動があまりも軽率であったことは事実でしょう。


いったい何が彼を、不適切な飲酒に追いやったのでしょうか。

門外漢には全く分かりませんが、
しかし、業務や業務環境からくる構造的な抑圧があったとすれば、
個人の問題として片付けるべきではないですよね。



ところで僕は、かなり若いころから、

医者やパイロットといった、私的な飲酒に制限がかかる職業は、
僕にとっては考えられない仕事だと感じていました。


特にお医者さんのように、
勤務時間外であったとしても、
人の生死にかかわる事態に備えておく必要がある職種につくことは、
想像だにできませんでした。

もちろん、医学部に進学できるほどの学力はありませんでしたけど。

恐らく、仕事のために毎日の飲酒が不可能になるという事態そのものが考えられなかったのだと思います。


つまり、問題飲酒が顕現する以前から、
僕は少なくとも依存的な飲酒に陥っていたのでしょう。


もしかすると、それだけでも十分に依存症といってもいいのかもしれません。

とすると、
僕は生まれつきアルコール依存の体質だったのかもしれません。


もしそうだとすれば、
断酒ライフがかなり安定してきた今も、
常に問題飲酒に陥る危険とは、隣りあわせということになります。


意地でも断酒ライフ、継続ですよ、ホンマに。


ではいつものように改めて気合を入れましょう。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。