飲酒歴40年、断酒歴3年と9か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。
本日もリスボンの、俺は地球人だ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
今日は吠えました。
今日の僕の授業は、「デザイン史概説B」。
僕の勤める大学の科目の中では、
準必修科目の扱いになっており、
1年生の9割が受講しています。
受講人数と教室条件の関係から、
1時間目と2時間目、受講学生を入れ替えて、
全く同じ内容の講義を2回繰り返しています。
今日の講義のテーマは、「ドイツ工作連盟における規格論争について」。
1907年に結成されたドイツ工作連盟という組織においてなされた、
工業製品の設計に関するデザイン思想をめぐる重要な論争について、解説しました。
このテーマは現在でも重要性を失ってはいません。
突き詰めて言えば、工業製品の設計・デザインにおいて、
経済的効率性の追求が何よりも優先されるべきか否かという問いかけです。
簡単に結論が出る問題ではありません。
今日の僕の講義は、結論を急ぐことよりも、
デザイナーやアーティストにとって常に考え続けなければならないテーマであることを強調することに主眼を置きました。
そして本題に入る前に、東京オリンピック?のマラソンおよび競歩の会場変更の話題を取り上げました。
以前にも書きましたように、
この問題の本質は、東京か札幌かということではなく、
アスリートたちにとって決してベストな季節ではない7月や8月にオリンピックを開催することになったIOCの金儲け中心主義にあります。
そしてそのIOCを手玉に取って影響を行使し続けているのが、
テレビ局をはじめとするアメリカの大企業です。
つまり現在のオリンピックは、
アメリカ的な経済効率第一主義によってその本当の目的を見失っているのです。
僕の今日の授業は、この問題に対する僕の独善的な叫びで始めました。
曰く、
アスリートたちよ、オリンピックをボイコットせよ、
そしてそのボイコットによって、
平和の祭典を拝金的なビジネスの場に変えてしまったアメリカ的な感覚に打撃を与えなければならない!
僕たちはアスリートたちの毅然とした行動を断固として支持しよう!
というものでした。
そして現在のアメリカが、
きわめて視野の狭い、そして思考力の応用範囲も狭い、
大国のリーダーとして最もふさわしくない人物を大統領に選出していることに、
注意を呼びかけました。
今、アメリカ的なものに打撃を加えなければ、
君たちの将来はない、
この奇跡の星は地獄に変わる、
君たちは変えることができる、いや君たちにしか変えることはできない!
僕の過激な叫びが若者たちに伝わったかどうかは自信はありません。
正直、多くの若者が引いたことと思います。
しかし今の僕には叫ぶ義務があると感じています。
幸いにして(とあえて言います)、
僕は若者たちにメッセージを伝えやすい立場にいます。
過激な職権乱用であるとの誹りを受けるかもしれません。
でも僕たちは、この奇跡の星に生きている僕たちの奇跡を放棄してはならないのです。
昭和の生き残りは叫び続けます。
一度、人生をしくじりかけたからこそ、切実に叫び続けます。
叫び続けるために生き延びていきます。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。