僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

指回しが飛び跳ねた‼

飲酒歴40年、断酒歴4年と5か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、軽く?追い込むノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日のタイトル、「指回しが飛び跳ねた‼」、

何のことか、お分かりにならないと思います。

ピアノは全身全霊をぶつけて演奏するもので、

指先だけでは演奏できません。

しかし今日の僕の演奏は、

自分でも驚くほど、指が自由に飛び跳ねていました。

指が飛び跳ねる、

つまり僕の中の指を最末端とする演奏筋肉と、

指を最終的なアウトプットとする音楽中枢が、

かなりいいところまでぶっ飛んでいたということです。

 

昨晩のライブを終え、自宅に戻り、

シャワーを浴びてからブログをアップしたのがほぼ、1時。

それから眠り、今朝は6時に目を覚ましたました。

 

午前中は遠隔授業で学生から送信されてきたミニレポートを点検し、

そして11時くらいから、1時間ほど、基礎トレーニングをしました。

 

実はこの時点で、正直言うと、ピアノを弾くのが嫌になっていました。

昨晩の疲れがとれていなかった感じです。

 

1時過ぎに会場入りし、セッティングを済ませ、

2時くらいからセッティング確認もかねて、軽くウォーミングアップをしました。

 

そして3時から、途中に休憩を挟み、

4時半まで、11曲披露しました。

そして特に休憩後の後半のステージで、

自分でほれぼれするようなフレージングが登場しました。

 

今、昨日と今日の演奏を振り返ってみた時、

二日連続でライブ演奏を行い、

そしてその間も基礎練習を怠らなかったことによって、

精神的にも肉体的にも軽い演奏疲労を起こしていたことが、

よい結果につながったのではないかと思っています。

つまり、いい意味で自らを追い込めたことによって、

少しだけ高めのステージを覗き見ることができたようなのです。

 

恐らく、スポーツトレーニングの専門家であれば、

僕のこの経験についてスポーツ生理学の術語を使いながら説明されることでしょう。

筋トレも、少しだけ限界を超えて筋肉を追い込むことで、

新たな筋組織が生成され、成果につながるそうです。

僕たち、ミュージシャンも、

心身共に少しだけ負荷を重くすることで、

成長できるのかもしれません。

 

さすがに60を超えてから、

高地トレーニングのような高負荷レッスンを日常的に行うのは無理ですが、

しかし、たまには追い込む必要があるでしょうね。

 

いつまでも発展途上、酒なんぞで心身ともに不要な負荷をかける暇はありません。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。