飲酒歴40年、断酒歴5年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。
本日もリスボンの、何て日だ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
スミマセン、ちょっとセンセーショナルなタイトルで。
でも嘘ではありません。
今日、僕は、僕の父親(89歳)の自殺未遂の現場に立ち会ってしまいました。
あまりにも奇妙な経験?なので、
僕自身の主観は交えずに、客観的な事実と思われることだけを記しておきます。
午前11時ごろ、親父から電話があり、夕方に来てほしいとのこと。
僕は夕方に出かけるのが嫌だったので、
12時半くらいに電話をし、今から向かうといって、電話を切りました。
親父が一人暮らしをしているアパートの駐車場で車の向きを変えていると、
親父の車の中に親父が小さな包丁をもって座っており、
自分の腹に包丁を刺そうとしましたので、
すぐに駆け寄り、制止しました。
親父が体のあちこちがしんどいというので、救急車を呼びました。
僕としては、この異常な事態には、誰か第三者がいるべきであろうと考えたうえでの判断です。
15分ほどで、救急車が到着、救急隊員の方、3名が対応してくださいました。
ただし、救急隊員のお一人による親父への聞き取りの結果、
急病ないしは、負傷ということでの搬送は無理とのことでした。
僕は、別の救急隊員の方に包丁を見せて、自殺未遂の件を話したところ、
これは、警察に連絡すべき事案であるとの判断をいただき、
警察に連絡していただけました。
8名の警官がやってきて、親父や僕に対する事情の聞き取りを行っていただきました。
朝から小水が出ないことを訴えていた親父が、
自室のトイレに行かしてほしいといい、
僕ともう一人の警官の方が付き添いながら部屋に戻ります。
たしか少し僕が部屋から離れた、二度目のトイレ行きの際、
見守っておられた一人の警官が、親父が包丁をもってトイレに入ったことを伝えてきましたので、
トイレの外から出てくるように怒鳴りました。
出てきた親父は、バスタオルを手にしていましたが、
その中には文化包丁が隠されていました。
この騒ぎの後、さらに事情の聞き取りが続き、
その間に、部屋の中にある凶器になる可能性のある刃物をすべて探し出しました。
しばらくは、親父が服用している薬について、
高齢者の絡む事案を専門に扱う警官が事情を聴取されました。
必要な薬がある程度は確保されていることが確認され、
他者への傷害事案ではないことから、
僕がしばらくは様子を見るということで、
今後のことについてもアドバイスをいただいたうえで、
警官の皆さんは、戻られました。
処方されている睡眠導入剤を服用し、
ベッドに横になった親父の横で、
どうしたものかと思案しながら、
少し落ち着いているように見えたので、
飲料を購入するために少し外出しました。
戻ってから、親父に自動車のキーを預かることを告げ、
自力では外食に出かけれらなくなった親父の夕飯の買い出しのリクエストを聞き、
少し長めに出かけました。
セブンイレブンでカレー弁当を購入し、
親父の部屋に戻ってみると、
のんきにゴルフ中継を見ています。
明日、心療内科の先生のところに同行することを告げ、
家に戻りました。
少しだけ、主観的な感想を。
親父の自殺未遂には、茶番の可能性もあります。
本人は精神が錯乱したかのような言動を口にしますが、
しかしその行動は、精神的な疾病の当事者のものではないように思えてなりません。
またしばらくは、振り回されることになりそうです。
はっきり言って、鬱陶しいです。
嫌です、思い切り。
実の父親に対してこう言い切ってしまう僕の精神状態にも問題はありそうですが、
しかし僕は偽善者ぶって僕自身に過剰なストレスをかけたくはない。
肉親の感情なんて、これっぽっちもありません。
さすがに今日は、歌の練習をする気にはなれません。
いつもの気合のあいさつも短めにします。
断酒ライフ、絶対継続。