僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

今日もドタバタ、でも少し希望?も

飲酒歴40年、断酒歴7年と2カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、春はじたばた・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

昨晩、ジャムセッションに参加した奈良から帰宅したのが、12時20分、

就寝したのが2時くらいということで、

少し寝坊をかましたかったのですが、

今日から久しぶりの大講義室での講義授業が始まるので、

5時半には、無理やり、起床しました。

 

ピアノの朝練は無理でしたが、他のモーニング・ルーティンを終えつつある中、

携帯が鳴りました。

救急隊員の方からの連絡で、

またクソ親父が、尿意があるにもかかわらず尿が出せないということで、

救急車を呼んだようです。

 

救急隊員の方からは唯一の家族である僕に、搬送先の病院に行ってほしいといわれましたが、

午前中の2コマの授業を休むことも嫌だったので、

午後から向かいますと答えました。

 

先ほども触れましたように、今日から僕の担当の講義が始まりました。

ピカピカの1年生を前に、大型スクリーンの前で、

ウィルス感染対策もなんのその、大暴れさせていただきました。

 

2コマ分の講義を終えて、研究室に戻り、

質問のために訪ねてきた女子学生二人を前に、いつもの女子ランチを食べながら、

いろいろと話をしていると、

今度は、搬送先の病院の先生から電話が来ました。

 

なんと、クソおやじ、自力でタクシーで施設に戻ったとのことです。

とりあえず、病院へ迎えに行くタスクからは解放され、ホッとしました。

 

そしてしばらくすると、今度は施設のスタッフさんから連絡が入りました。

救急搬送先から戻った親父を連れて、施設の近所の泌尿器科を受診に行ったところ、

全く疾病の疑いはないということで、泌尿器科の先生からは、

尿意を訴える親父にあまり振り回され過ぎない方がよいというアドバイスを受けたそうです。

 

そしてスタッフさんからは、少なくとも夜間は親父が救急搬送依頼をしないように、

夕刻からスマホを預かりたいというお申し出を受けました。

親父の通信手段を一時的にではありますが、取り上げるということでもあり、

人権の確保の観点から少しばかり慎重な判断が必要かなとも思いましたが、

むしろ、僕の方からお願いしたということにして、

スマホの一時(強制)預かりを実施してもらうことにしました。

 

3時半に帰宅し、朝、さぼってしまったピアノの練習に取り掛かりましたが、

睡眠時間が短かったことと、久しぶりの講義で疲れていたようで、

今一つ、練習に身が入りませんでした。

 

夕食の最中に、今度は地域の高齢者福祉の公的機関のケアマネージャーさんから連絡があり、

互いに経過情報を確認したのち、新たなご提案をいただきました。

 

親父の病状?は、すでに身体的疾病の範囲では収まらず、

精神科のお世話になる段階に進んでしまった可能性があります。

精神科病棟にお世話になることも視野に入れる必要が出てきましたが、

その前段階として、認知症対応型のデイサービス施設の利用という方法があるそうです。

 

 

幸いにして、親父がお世話になっている施設からそれほど遠くないところに、

当該の施設があり、ケアマネさんの話ですと、

その施設の利用から、認知症の進行が止まったり、

あるいは、快方に向かったという事例もあるそうです。

 

確かにこれは、試してみる価値のある、福祉的な対応だなと思いました。

一昨日も報告しましたように、

 

チームサポートを考えてこなかった国 - 僕のワンノートサンバ (hatenablog.com)

 

福祉や介護の業務は、家族だけに負担を負わせてはいけません。

福祉や医療、そして行政の立場からいろいろな専門家がチームを組んでサポートを展開すべきです。

 

今日のおやじのはた迷惑救急車搬送依頼騒動、

一時的には絶望の淵をのぞき込まされたような気にもなりましたが、

しかし、社会全体での新たなチームサポートの可能性を教えていただき、

また、前向きに取り組めそうです。