僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

眠剤依存?

飲酒歴40年、断酒歴5年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、やっとれません・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

本日は、割と楽しい?話題と、なんともやりきれない話の2本立てです。

 

楽しい話題というのは、大学の授業にまつわることです。

 

本日も実際の教室での対面形式の授業を一コマ100分、ぶちかましてきました。

今日の授業は、「英語入門」というタイトルで、

それこそ中学生レベルの英語で、とにかく積極的に会話を楽しもうという、

それで大学の授業はないでしょうという内容です。

僕が簡単な対話の例文を板書し、学生諸氏には少しだけアレンジを加えてもらって、

学生同士で話をする、

はっきり言って、小学生が何人か混じっていても全く問題のない、

楽しすぎるコンテンツです。

 

前期にも同様のタイトルの授業を開講しています。

おそらく、前期に受講した諸君から、

楽勝レベルの授業という評判が拡散していったんでしょう、

教室条件上限ぎりぎりの受講生が集まりました。

 

僕の狙いとしては、

言葉の学習というのは自ら能動的に取り組むしかないということを実感してもらうと同時に、

学年や専攻を超えたコミュニケーションの輪を広めてもらいたいということの、

2本立てです。

 

ワイワイと簡単な会話を経験するという目的については、

数年にわたる実施蓄積がありますので、ある程度、達成できていると思います。

でもそれ以上にうれしいのは、

教室の中で学生相互が笑顔でやり取りを交わしている現場を見ることです。

僕は大抵の例文に、受け狙いのウソを織り込む余地を潜り込ませており、

例文を解説するときにも、ウソやハッタリの類を奨励しています。

今日は初回にもかかわらず、

30人の学生たちが、和気あいあいの100分間を楽しんでくれました。

気もちの良い疲労を楽しんでおります。

 

やりきれない話題というのは、

昨晩のことです。

夕食をいただき、昨晩のブログをアップしてのんびりしていた時に、

警察から電話がありました。

またくそ親父がやらかしました。

今年に入ってから、5度目の自殺未遂で、

今回も琵琶湖での入水自殺を図ったようです。

 

くそ親父が救急搬送された先に、親父を引き取りに向かいました。

対応してくださった救急外来担当の先生の話によると、

親父は夕方に少し酒を飲み、

その後、レンドルミンという睡眠導入剤を7錠ほど服用し、

そして湖に入ったものの、やはり果たせなかったということで、

自ら救急車を呼んだとのこと。

 

救急搬送されたとはいえ、身体には何の問題もないので、入院対象にはならず、

結局、僕がもって帰ることになりました。

くそ親父の顔を見るなり、「ええ加減にせぇ!」と怒鳴り倒しました。

怒りを抑えきれない僕の横で、先生と看護師さんが親父に声をかけてくれます。

しかし僕の怒りは納めようがありませんでした。

 

会計処理を待っている間、親父は、持ち歩いている薬袋を探りながら、

未だに怒りの収まらない僕に、

これは眠剤かどうかを僕にたずねてきます。

レンドルミンの過剰摂取のため、一時的な精神錯乱に陥っているようですが、

そんな中でも、レンドルミンを確保できているかどうかが一番大事なようです。

 

このくそ親父の振る舞い、何かを思い出させますよね。

そうです、アルコール過剰摂取中の、まさに依存症発症状態真っただ中の、

かつての僕たちです。

僕たちアルコール使用障害者は、発症状態にあるときは、

常に自分の守備範囲に十分なアルコールが確保できているかどうかが、

何にもまして重要な事柄でした。

 

素人判断ですが、くそ親父が眠剤の長年にわたる過剰摂取のために、

依存状態に陥っているのは、間違いないでしょう。

先週、親父の主治医の一人である心療内科の先生に、

僕たちアルコール使用障害者のように、

眠剤を断つことはできないものかどうか、たずねてみました。

先生がおっしゃるには、不可能ではないが、

専門の施設に入院し、専門医や看護師による指導監督が必要とのことです。

 

そのような施設が近くにあるものかどうか、

そして入院が可能なのかどうか、

保険適用対象になるのか、

あるいは福祉や介護の枠内で考えることができるものかどうか、

やりきれない課題が山積みのようです。

 

しかも、親父の生活サポートをお願いしている専門員の方の今朝の見回りの報告によると、

今日はえらい機嫌がよく、昨晩の騒ぎも含めていろいろと明確に話をしていたということで、

本来ならば、安心するべきところでしょうが、

一層、むかついてます。

 

あのくそ親父の自殺未遂という茶番劇にどう怒りをぶつけていいものか、

親身になってケアすることが期待されているであろう実の息子としては、

ホンマにやりきれない思いです。

ここでは本音を吐露させてください。

僕はあのくそジジィを生理的に嫌っています。

もう顔を見るのも胸くそ悪い。

僕の感覚が世間の常識とずれているであろうことは、ある程度は理解しています。

でも、ヤなものは嫌です。

虫唾が走るほど嫌いな奴は、どう考えても嫌いです。

 

スミマセン、ただの不満のはけ口にしてしまったかもしれません。

でも僕は、断酒ライフを実践している皆さんには、

見栄を張ることも、ウソをつくこともしたくありません。

 

とりあえずいつもの気合で締めます。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。