僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ゆっくり運転の目覚め

飲酒歴40年、断酒歴5年と9カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、ようやっと気がつきました・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

僕は基本的にはせっかちな方だと思います。

若いころは、無用に待つということに耐えられませんでした。

自分の能動的な工夫で少しでも先に進むことができるのであれば、

間違いなく、その方向を選択していました。

 

クルマの運転に関しても、同じでして、

決して飛ばす方ではないのですが、

複数のレーンをうまく行き来すれば、少しでも先に進める可能性があるときは、

車線変更を繰り返す方でした。

 

今日、たまたまですが、ヘッドフォンステレオを聴きながら運転しました。

僕は基本的には、イヤフォン等で耳をふさいだ状態で運転するのは、

極めて危険な行為だと考えており、

これまでは、絶対にしませんでした。

 

今日はたまたまというか、思い切ってというか、

イヤフォンを装着したままでの運転を行ったわけですが、

とにかくこれまで以上に目で安全確認をしながら運転するようにと、

自分に言い聞かせました。

 

その結果、これまでも車線変更繰り返し運転を控え、

少しばかり平均時速が遅くなろうとも、

車間距離さえ確保すれば確実に前進できるレーンでの走行を選びました。

 

やってみて分かったのですが、

遅いレーンに乗って、流れに逆らわず車を転がすこと、

はよ到着せなアカンという思い込みを一度棚上げすると、

かなり快適な運転体験になるんですね。

今さらながら、知ってしまいました。

 

機転を利かしながら、最短到着時刻を目指すこと、

これはこれで、それなりの運転技能を必要とする、快感を伴った運転法でしたが、

しかし、事故を起こす、あるいは事故に巻き込まれる可能性も含めた、

トータルのコスパで言えば、

ゆっくりレーンに乗ったまま、流れに逆らわず運転の方が、はるかに優れているでしょうね。

レベル 63 を目前にして、ようやく気がつきました。

 

人生、いつまでも勉強ですね。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。