僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

老害大国じゃぱん

飲酒歴40年、断酒歴6年と4か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、これは単なる政治ゴシップでありません・ノープランブログ、

ご訪問ありがとうございます。

 

恐るべき女性蔑視発言で Tokyo 2020 組織委員会会長を辞任したザ・サメの脳みそ、ヨシロー森が、

あの時の発言についてまったく反省していないことが明らかになったそうです。

 

サメの脳みそジジィはある自民党議員のパーティーの席で、

「女の人はよくしゃべるといっただけだ。本当の話をするので叱られる。」

とうそぶいたらしい。

どうやらこのおっさん、ホンマにサメ並みの脳みそしかないらしく、

なぜ自分の発言が世界中から批判されたのか、ホンマに理解していないらしいです。

 

さらにサメの脳みそは、22年前のいわゆる「神の国」発言についても、

批判された理由がわからず、自分をつぶそうとする陰謀に基づいていたと考えていたようで、

その判断力の欠如は、サメの脳みそを超えて、もう超銀河系レベルに届きそう。

 

問題は、なんでこんな脳みそレスなおっさんが、

政治家として台頭し、様ざまな要職についてきたかということですよ。

しかもこのおっさん、自民党の中では文教族ということで、

教育行政ににらみのきく専門家らしいじゃありませんか。

サメの脳みそにそんな能力はありません。

ということは、

この国の政治をめぐる伝統的な精神風土の中に、

便利なサメの脳みそを持ち上げてしまう構造的な悪があるということなんでしょうね。

 

表向きはみんなの幸せを考えているかのように見えながら、

実際には自分の目の届く範囲にお土産をばらまくことしかできない、高齢男性に特権を集中させる、

洋の東西を問わず、いわゆる家父長制度の本質的な問題はこんなところにあります。

そして東アジアの各国では、

この家父長制のもたらす弊害が、国家的なレベルまで拡大しています。

 

以前にも報告しましたが、

家父長制的独裁国家の代表が、北朝鮮です。

北朝鮮はペクトゥ山(白頭山)の血統というマンガのネタにもならないような理屈で、

3代にわたる世襲独裁国家を維持しています。

キム・イルソンが生まれたとされるペクトゥ山の火口湖。もちろん、キムイルソンが生まれたのはここではありません。さらに言えば、キムイルソンも偽名です。

民主政治がおこなわれているように見える韓国でも、

大統領の多くが大統領職を離れると同時に罪に問われ、悲惨な最期を迎えてきましたが、

これも大統領に強大な権力を集中させ、一族郎党の血のつながりがそこにむさぼりつくからだそうです。

 

じゃぱんも基本的な精神構造はあまり違わないような気がします。

この国は、新型コロナウィルス感染拡大の中で、

ムラ的同調圧力が社会の隅々までを支配している、

決して北朝鮮を笑うことのできないマンガ社会で構成されていることが明らかになりました。

 

ザ・サメ以下の脳みそ・ヨシロー森問題は、そんなじゃぱんの後進性が、

老害政治家がいまだにのさばっているという形でいまだに解決されていないという問題でもあるでしょう。

若者たちの奮起に期待したいのですが、

しかしこの国の教育機関は、若者を育てる前に制度疲労を起こしてしまっています。

残念ながら、もう少し国際社会の中で痛い目を見ないと、

じゃぱんの復活はないんでしょうね。

 

そんな中、僕は断酒サバイバーとして、

そして在日コリアンディアスポラとして、

ご機嫌さんで生き続けます。