僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

身近なデヴァイド

アル症です、肝硬変です、昭和のおっさん症候群です、でもリスボン、57歳、元気です。

本日もリスボンの、独善ノープラン・ブログ、ご訪問、ありがとうございます。

最近のちょっとした困りごと。

右手の湿疹。

中指と薬指の第1関節裏を中心に、主婦湿疹に悩まされております。
確か、7月くらいから続いているのですが、初期のあかぎれ状態は脱しました。
その頃は、ピアノの練習中にも傷口から出血し、悩まされました。
しかし現在は、傷口はないものの、小さなブツブツが広がり、夜になるとむっちゃ、痒くなります。

ステロイド系の皮膚薬がもっとも効果があるのはわかっているのですが、一時的な皮膚のダメージを伴うので使用をためらっています。
じんわり我慢の日にち薬に任せましょう。

ところで昨晩。

突然、ネットの接続スピードが落ちました。

Eメイルの受信にやく5分。
Yahoo Japan のホームページの完全な表示に10分近く。
YouTube の動画は、常に止まりながらの再生。

微妙にイライラさせられます。

原因?
もちろん、素人にはわかりません。
わかっていれば対策を講じます。

再起動を繰り返したり、接続をやり直したり、いろいろあがきましたが、
解決しませんでした。

今朝、有線接続と無線接続を何回か切り替えることにより、解決したようです。

ネットワーク家電の鬱陶しいところの一つは、接続できていることが前提となっているにもかかわらず、
その接続のトラブルに関しては、誰でも対応できるマニュアルのようなものが存在しないことです。

そしてその結果、デジタル・リテラシーの高いユーザーとそうではないユーザーの間に、デヴァイド(格差)が生じてしまいます。

全員がリテラシーを高めるべきであるという論理は一見正しそうに見えますが、
すべての家電のユーザーが電工事に関する資格を必要としないことを考えると、
リテラシーの高い人たちによる、上位者目線に基づいた、驕りの発言とも言えますよね。

問題なのは、ユーザーによって、専門家とは言えないまでも中途半端なリテラシーの高さを誇る人がいて、
そのようなユーザーの存在が、潜在的なデヴァイドを正統的なものとする根拠として機能している点だと思います。

電子機器のほとんどは、その機能中枢が完全にブラックボックス化することによって、ユーザーとの身体的関係が完全に変容しています。
その変容についていけない人を、ダメな人と片付けていいのでしょうか。

人間は、目玉と指だけでできている不思議ちゃんではないはずですよね。

僕たちアル症者は、外部的な意味でも内部的な意味でも、精神と分かちがたく結びついた存在としての身体の問題に対峙せざるを得ません。
もしかすると、それはラッキーなことかもしれません。

皆さんも僕も、そのラッキーさに思いを馳せながら、今日も(明日も)ご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。