僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

亀の恩返し?

う~っ、いやな季節になってる~、
でも負けんとこ、アル症・肝硬変、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、お伽話・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


今朝も倅を駅まで送りました。

途中、長女も倅も通った、田んぼに囲まれた小学校があります。
その校舎のわきを通る道で、何か、石ころのようなものが落ちているのが見えました。

「亀や!」と倅。

幸い朝も早いので(6時40分くらい)交通量もほとんどなく、対向車線にはみ出すことで亀を轢かずに済みました。
甲羅の長さ、20センチほどのたぶん、イシガメかミドリガメだと思いますが、車道の真ん中を、亀ですからのろのろと歩いていました。

彼(彼女?)は、なぜ、車道にまで出てきたのでしょう。
もちろん、浅はかな人間ごときにその理由はわかりません。

駅で倅を降ろし、同じ道を戻っていくと、亀さん、あまり移動していません。
歩いていたとは思うんですが、そこは亀、究極のマイペースですね。

そこで車を端に寄せ、亀さんを車道から移動してもらうことにしました。

僕が甲羅を持ち上げると、首をぬっと甲羅の中にひっこめます。
そしてわきの田んぼのあぜ道において差し上げ、少し離れて見ていました。

亀さん、全く反応を示しません。

まさか、急に他人ごときに持ち上げられて、嫌悪感から気を失ったなんてことはないよね、
と、あほなことを考えながらしばらく見ていると、
首だけにゅっと出して、周囲の様子をうかがっているようです。
さぁ、いつ手足を出してくれはるやろ、と思いながらわくわくとみてましたが、
やはり亀さん、時間の進み方が人間ごときとは異なるようで、首を少しずつ動かして周囲を確認するのみです。

ま、いっか~、とりあえず車道からは避難させてあげられたし、ということで、家に戻りました。


さてその晩、夜も更けてきますと、
何やら玄関の扉をたたく音が聞こえてきます。

こんな時間に誰かいなと思って玄関に出てみると、
少しばかり年齢は重ねてらっしゃるようですが、しかしとても美しい姫君が立っています。
「こんな夜分に申し訳ございません、道に迷ってしまいまして・・・。」と美しい姫君・・・。


もちろん、「さてその晩・・・」から先は、全くの想像というか、希望というか、おっさんの悲しい欲望の表れというか、
とにかく、嘘です。

でも、亀さんが車に轢かれるかもしれないリスクは軽減させていただきました。
もちろん、恩を売るつもりはございません。
何ということはない毎日に、ちょっとしたアクセントをもたらしてくれた亀さん、
感謝すべきはこっちですよね。

でも、恩返し、あるかも・・・(ってナイナイ)。

あほな想像に身を任せつつ

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。

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