飲酒歴40年、断酒歴6年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。
本日もリスボンの、ありがたいけど心配?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
経済弱小国になり果てたこの国でのサヴァイヴァル・ライフにとって、
中古品の売買は、重要な戦略の一つになります。
僕は衣料に関しては、
普段使いのアイテムについては、イオン等の大手大量生産メーカー品を中心に購入し、
少しばかり攻めた、いわゆるオシャレ意識系のアイテムについては、
古着屋で渉猟するようにしてます。
たまにワークマンなんて言う変化球も混ぜます。
ユースト品の大手といえば、ブックオフですが、
今日、ブックオフで、CD の7枚組を購入しました。
630円でした。
しかもユーストではなく、輸入品の新品です。
モーツアルトの宗教合唱曲ばかりを集めたCD 7枚組セットで、
いわゆる売れ筋の商品ではありません。
演奏家もドイツの渋めのオーケストラばかりで、
恐らく一般の CD ショップに並ぶことはまずないでしょう。
録音も比較的新しく、まだ1枚しか聴いていませんが、
演奏も悪くありません。
なぜこのような商品が、田舎のブックオフに置いてあるのか、
見当もつきませんが、
クラシック好きにとっては、とてつもなくうれしいアイテムです。
ドイツの1流の音楽家の演奏したCDが、1枚、100円しないんですよ。
いいんですかね、こんなに安くて。
もちろん、ライナーノーツも何もありません。
英語とドイツ語で基本的な情報が記載されているだけです。
僕がクラシック音楽をむさぼるように聞き始めた中学生のころは、
LP レコードが1枚、2000円でした。
素晴らしい音楽を手ごろな価格で楽しむことができる、
ホンマにありがたいことなんですが、
何かを犠牲にしてはいまいか、何となく心配です。
当分は、狂気に満ちた紙一重のホンマの天才による神への賛歌に身を委ねます。