僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ちょっと乗り越えました

飲酒歴40年、断酒歴6年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、きっと誰も褒めてくれないから自分で・ノープランブログ、

ご訪問ありがとうございます。

 

僕は筋金入りのデジタルフォビアです。

デジタル文化恐怖症とともに生きています。

スマホはほとんど使いませんし、

PCもネットの閲覧と、ワード、それから仕事の関係でパワーポイントくらいかな、

何とか使えているかなっていうのは。

 

僕のデジタルフォビアの理由には、二重構造の部分があります。

一つは、過度のデジタル技術過信に対して研究上の関心から批判的な考察を行っていることと、

もう一つは、どうやら僕自身の天然の部分で、どうにもダメだという部分です。

後者については、もう、ダメなものはダメなんじゃい!と力むしかありません。

 

しかし21世紀に入りまして、天然のデジタル嫌いは、社会的に損することが増えてきました。

そこで僕も、僕自身の本能さんと適当に折り合いを付けながら、

何とかやらざるを得ないようです。

 

今日は、頑張りました。

4月の末に開催される、とあるジャズフェスへの出演エントリーを何とか独力で行いました。

エントリーにあたっては、

演奏動画を YouTube 上にアップする必要がありましたが、

幸いなことに、演奏動画データが前のPCに残っていましたので、

そいつを遠隔授業ように開設していた僕の YouTube アカウントに上げることができました。

 

多分、誰にでもできる、簡単な作業なんだろうと思います。

でも僕にとっては、一つひとつの手順の意味や構造が理解できない、

魔法のような手探り作業でした。

どの作業中にも、

後頭部から延髄にかけていや~な液体が流れ落ちていくような感覚に苛まれ続けました。

 

エントリー作業をすべて終了し、

主催者から受信した旨の自動メールを受け取った時には、

絶対に難癖がつけられる面接を終えたような解放感に包まれました。

 

ジャズフェスそのものの出演の可否は、

もちろん、これから審査を待ちます。

 

とりあえずは、これまでできなかったことが、

何とか独力でこなせたことをよろこびます。

多分、恥ずかしいレベルだと思いますが、

僕にとっては大きな一歩でした。