飲酒歴40年、断酒歴7年と3カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。
本日もリスボンの、危険な高齢者・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
大学での授業が始まり、1週目の授業が一巡しました。
今年度の僕は、
火曜日2コマ、
水曜日1コマ、
そして今日の木曜日が2コマを担当しています。
昨年までは、これにさらに金曜日の2コマが加わっていたのですが、
今年度から担当者の若返りと、内容のリニューアルを図るということで、
この負担が軽減されました。
定年前の最後の1年ということで、
厄介払い兼ご苦労様ご祝儀の業務軽減だと思います。
皮肉なもので、
大学で授業を担当するようになってからほぼ40年、
授業に対するマインドセットの調整や、学生との距離の取り方、
理想的な時間配分等について、ようやく僕なりの方法論が確立できそうかなという時期に、
最後の年を迎えることになりました。
寂しい気もちはもちろんあります。
寂しいと同時に、最後の年、やはり全力で楽しみまくってやろうという気もちもいっぱいです。
今日も、午前中にかなり突っ込んだ講義を担当したのち、
午後からは、大学の授業としては破格の低レベルの英語の入門演習、
60名以上の学生を大教室に詰め込んで、かましてきました。
常識的な授業運営では、外国語の演習授業の受講学生の上限は、
やはり30名くらいでしょう。
しかし僕が開発してきたこの英語の入門演習、
指導者としての僕は、会話練習のお手本を例示するだけで、
実際の会話練習は、学生たちのぶつかり稽古に預けています。
やや無責任といえば無責任ですが、
正しい英会話を身につけることよりも、
何はともあれ、間違っていてもいいから、
英語でのコミュニケーションを体験することが、この授業の目標ですので、
60数名という履修学生の数は、
同じ会話パターンを、相手を替えながら何度も繰り返し練習できるという意味では、
有利な条件として捉えることもできます。
やや大きめの教室で、60数名の学生に大声で指示を与えながら、
今日も約1時間半の演習を行ってきました。
学術的な深みを追求する講義科目と、
実践的なコミュニケーションに向けてのマインドセットを鍛える演習科目、
僕の最後の1年間も、
これらの道具立てにたっぷりと毒を込めながら、
若者たちに正面からぶつかっていきます。