僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

自ら望んだ孤立に苛まれる?

飲酒歴40年、断酒歴7年と10カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、強がるしかない・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は、ホンマに心の底から大っ嫌いな会議日、

ホンマに一昨日くらいから、イヤでイヤで、勤務先に行きたくなかったのですが、

午後3時から、学生たちの吹奏楽サークルの音楽指導の約束がありましたので、

いやいや、行ってきました。

 

今日の会議は、2本、午前中が教授会というやつ、

そして午後は、学生委員会という、

ちょっと大学というけったいな組織に勤務したことがないとようわからん、会議でした。

 

結論、どちらの会議も、僕は有意義に過ごしました。

 

まず午前中の教授会、パソコンを持ち込んで、

学生の提出物のチェックという内職に没頭していました。

はかどりました。

 

午後の学生委員会、要は課外活動などの授業以外の学生生活について指導する会議です。

こちらは今時もう珍しいと思う、リモート会議だったので、

自分の仕事場でMeets を格好だけ on にして、

音楽を聴きながら、会議には関係のない書類のチェックに当てました。

 

午前中の教授会ですが、

来年度の非常勤採用の先生方の人事審査が議題の一つでした。

そしてその中には、僕がこれまで31年間、担当してきた授業の新たな担当者の審査も含まれてました。

会議の進行の中で僕は、議長からも誰からも、意見を求められませんでした。

 

僕の思い込みかもしれませんが、この事態に僕の31年間の勤務の一つの側面が現れています。

僕は僕の勤務先で、誰からも学術的な面での信頼を受けていなかったようです。

 

だいぶ以前に報告したことがありますが、

僕が僕の勤務先に採用された経緯は、かなり特別なものでした。

新設校の教員人事は、当該の教育機関ではなく、

文科省の委嘱を受けた外部の専門機関が行います。

 

その時の僕の採用に当たっての、担当科目等の条件付けは、

いわば、大学設置審査をパスすることを優先させて決められていたこともあり、

その後の大学運営の実情とは合わない部分もありました。

僕以外の現在の同僚たちはすべて、大学の運営方針に従って人事が進められてきました。

そんなこともあり、31年間、僕には完全に信頼できる同僚は、ついにいませんでした。

 

 

僕は表向きは社交的に見えるようですが、

どちらかといえば、表層的な社交辞令が苦手であり、

多分、人間関係を良好に保つことは得意ではありません。

 

定年退職という節目を前に、僕は僕自身が望んだはずの孤立に、

少しだけ、苦しい思いをしています。

多分、単なるわがままだとは思いますが。