僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

フェイドアウト

飲酒歴40年、断酒歴5年と7カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、人生の黄昏・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

9月も1週間近くが経過し、僕たちの業界もぼちぼち、オンシーズンに入ります。

今日は教授会に出席するために大学に行ってまりました。

新型コロナウィルス感染拡大以降、

大学の会議も、対面とオンラインを使い分けるようになってきていますが、

今日の教授会は、実質はともかく、

形式上はオンラインで済ますことができない内容を審議するということで、

専任教員の対面出席が義務付けられました。

 

しかし、時々、報告していますが、

大学の教授会ほど、出席していることの意味がよく分からん業務もありません。

僕がおかしいのかな。

 

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審議するといっても、どの議題も結論はもう準備されており、

要はみんなで追認しましたよ、という確認作業が行われただけです。

僕なんかはっきり言って、数合わせのために出かけたようなもんです。

日本の多くの組織で行われる会議って、こんなもんですか?

まだ、みんなでほっこり集まっているニャンコの集会の方がましだよね。

 

今日の教授会が救いだったのは、

1時間もかからなかったことです。

 

教授会終了後、久々に学内の比較的、広い芝生の広場を散策しました。

 

二十数年間、務めてきた身としては、この広場にはいろいろな思い出があります。

でも、ここ、1年ほど、ここで学生たちと過ごすことが全くなくなりました。

そして僕の強制退去までのあと2年半の間にも、

この広場で何かが起こることはないでしょうね。

 

不思議なことに、寂しいと思うよりも、

こんな風景の中でひっそりと消えていけることの方が、

よっぽどましかもしれないと思えてきました。

○○大学所属のリスボンとしてではなく、

リスボンという自己チューADHDジジィがたまたまにここに勤務していた、

その方が、僕の個性にはあっているような気もします。

少しだけ時間をかけて、今のステージからフェイドアウトしていくことにしましょう。

人生の次のステップをしっかり準備するためにも、いつもの気合です。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。