僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

粉モン大阪

今日も元気だ、ミネラルウォーターが美味い!
アル症と肝硬変、生涯の悪友が二人もできたぜ!アル中先生、リスボン、57歳。

今日もリスボンの、わがまま・ノープラン・ブログ、ご訪問、ありがとうございます。


最近、けったいな飲み物に少しだけ、はまっています。

それは、アイス・コーヒーのサイダー割、です。

ペットボトル入りのコーヒー(無糖)を冷やしておきましょう。
グラスに30ミリリットルくらい注いで、残りをサイダーで満たしてあげます。

美味い、不味いは、完全に人の好み、別れると思います。

僕もむちゃくちゃ美味いでぇ、と思っているわけではありませんが、食事の後に面白い、しめの感覚をもたらしてくれるなぁと思っています。
興味を感じた人は、だまされてみてください。

誰でも美味い、とは、言いません、自己責任でよろしく。


ところで、粉モン大阪です。

昨日、大阪府の調査で、重ね食べと呼ばれる食事をとる人に肥満の傾向がみられるという結果が公表されました。

重ね食べとは、主食ともいうべき炭水化物系の食物を、1回の食事で複数、食べることを言うそうです。

代表的な重ね食べ、それも大阪らしいものとしては、



お好み焼き定食=お好み焼き+ごはん(+味噌汁、漬物)、

うどん定食=うどん+ごはん

ラーメンセット=らーめん+半チャーハン(+餃子、あるいは中華おかず一品)


といったあたりですかね。


関西に暮らしてすでに40年近いリスボン君、今ではこれらのメニューを見て、昼食の王道だな、美味そう、と感じてしまいます。

でも、大学に入学し、京都で下宿暮らしを始めたころ、学食でクラスメートが、重ね食べメニューを食べているのを見て、

「炭水化物に炭水化物じゃん、体に悪いんじゃね~の」と、まだ関東言葉で疑問に思ったことを思い出します。

僕の関東人的疑問に対して、関西ネイティヴのクラスメートたちは、

「何ゆうてんネン、関西人はこれができるネン、関西人にとってはこれが当たり前の食べ方やネン」

と、文化人類学アイデンティティーを前面に打ち出して、僕の反論をつぶしにかかりました。

クラスメートの中でも、炭水化物愛の半端でない猛者は、
天津飯ライス(天津飯をおかずにご飯を食べる)が大好物であると公言してはばかりませんでした。

文化人類学的に言えば、日本人はご飯民族ですので、ご飯+何かという食事のパターンは、王道です。
そしてこの何かは、塩分やうまみを中心とした味にあふれていれば、おかずとしての資格を十分に持っているのです。

といったあたりが、関西ネイティヴの言い分でしょうね。

僕も、やがては慣れていきました。

うどんにお稲荷さん、おいしいですよね、たとえうどんがけつねでも。
ラーメンライス、ラーメンをおかずとして食べるためには、いろいろな工夫があり、またその工夫がおいしくもあり、楽しくもあり。

で、昨日の大阪府の発表です。

確かに炭水化物の重ね食べは、肥満につながりそうですよね。
でも、大阪人は男女とも肥満は多くはないのです。

おそらく、大阪人といえども、3度3度、重ね食べをしてはいないであろうこと、おそらくはランチがメインでしょう。
それから、特にラーメンライスにおいて顕著ですが、副食の炭水化物料理に含まれる、野菜や肉といったおかず的な要素を大事に食べているであろうこと。
そしてあくまでランチであるがために、昼からの仕事の中で、十分に消化吸収されているであろうこと。

こんなことから、重ね食べの横行がそれほど健康被害に結びついてはいないのではないかと思うのです。

考えてみれば、イタ飯でも、メインがパスタでパンが付いてくるなんてのは当たり前ですよね。
やっぱり人間、炭水化物が好きなんですよ。

でも、当たり前ですが、過ぎたるは及ばざるがごとし、ではありますけどね。


というわけで、皆さん、そして僕も、今日も適切な食事をとりながら、ご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続しましょう。