僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

天職だったかも?

アル症、肝硬変、脳と肝臓、大事な臓器を二つも傷物にしました、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、わがまま・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


土曜日、びわ湖ホールからの帰り道ですが、
湖西道路のインターチェンジが渋滞していました。

僕の車は、交差点内部のなんとも微妙なところに止まってしまい、
渋滞の盲腸状態をやや加速させてしまいました。

こちら側も右折車両ですが、反対側の右折車両の1台のおっさんが、
窓を下げて僕の方に向かって、手で少し車を進めるように指示してきました。

おっさんの指示はごく当たり前のもので、
僕が少しだけ車を前進させれば、あちら側の右折車両は右折が可能になりました。

僕はもちろん車を前進させましたが、
少しだけムッとしてしまったのも事実です。

前進を指示したおっさんがほぼ全面的に正しいのですが、
「おのれに言われんでもすぐに気がつくわい!」といったような感情が少しばかりわいてしまい、
プチ不機嫌に陥ってしまったようです。

どうやら僕は、突然、他人から指示されるのが、かなり嫌いなようです。
命令の指示系統がはっきりしている場合は、もちろん指示に対してごく普通に反応できるのですが、
そうでない場合は理屈抜きで不機嫌になってしまう傾向があります。

おそらく僕には、通常の勤め人は無理だったでしょうね。

普通に企業に就職して、それこそ総務ですとか財務といったような部署に配属されていたら、
多分40代、いや30代でアル症を発症していたかもしれません。

そういう意味では、組織に所属しながらも個人事業主のような労働容態を見せる大学の教師という仕事、
僕には向いていたように思います。

複数の人を相手に語りかけることは大好きですし、
外国語の文献を読みふけることも大得意です。
また、異なる立場の人たちの間を取り持つことも苦になりません。

研究者として大した業績を残せそうにもありませんが、
僕にしかできないこと、僕にしか見えない発想を生かすこと、
そんなことはできたと思いますし、また今も継続している自負はあります。

2度目、3度目の人生、厚かましくも楽しみます。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。