僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

陛下のご退位

断酒ライフ、満喫中、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、たまには時事ネタ・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


おかげさまをもちまして断酒ライフ、継続中です。
飲酒者であった最後の頃の無茶飲みがなければ今でも飲めたんじゃないか、などという反省の気持ちもほとんどありません。

飲酒者であった時期と断酒者であり続ける時期をはっきりと区別することになった人生、
これはこれで結果、よかったと思っています。

強がりではありませんよ。


さて本日のマスコミの報道は、天皇陛下のご退位の日程が決まったというニュースが中心を占めています。

僕はもともとが在日の三世ということもあり、天皇制そのものに対しては疑問を感じていますが、

今上陛下のお人柄やご業績に対しては、深い尊敬の念をもっています。

といいますのも、
昭和天皇も含めてですが、
「象徴天皇」という、日本の歴史においてのみならず、世界の歴史にかんがみても大変厄介な、困難なお立場をこなされてるからです。

昭和天皇は、1945年の敗戦とともに、現人神のお立場から象徴天皇という難しいお立場に変わられました。

そして今上陛下はご即位の時からずーっと象徴天皇であられ続けました。

政治的な発言を一切禁じられ、しかし国民の団結の象徴として言動や行動が制限される、
しかも24時間、1年365日、ほぼプライベートなお時間をお持ちになることが許されにくい、
非常に窮屈でしかもお難しいお立場を守られ続けました。

そして今上陛下の最も尊敬すべきご業績は、
災害のたびに現地に赴かれ、被災者に膝を突き合わせてお言葉をおかけになったことです。

被災者に対してかけられたお優しいお言葉の数々、
繰り返しになりますが、僕は決して天皇制を支持はしていませんが、
今上陛下のお言葉を改めて聴きますと、涙が抑えきれないほどの敬意を感じます。

ご退位の後は、悠々とお過ごしいただきたいと心から願います。


新たな元号の下でも生き続けます。
そのためにもいつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。