僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

今日も授業でした

飲酒歴40年、断酒歴2年と5か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、いろいろ社会批判・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。



昨日報告しましたように、
昨日の日曜日、あのくそ暑い中、障害者の仲間や学生たちと、
水風船を追っかけて走り回りましたが、

そのつけか、
今、左足の足首がむちゃくちゃ痛いです。

多分、急激な運動による筋肉疲労だと思いますが、
ちょこっと罰が当たった感じです、ぐすぐす。


で、今日、
全国的に海の日で祝日なのですが、
僕の勤める大学では、授業日でした。

多分、日本中の多くの大学でも、同じように授業をしていると思われます。

なぜ、大学では国民の休日も授業をしていると思いますか。


僕たち、教師と大学生たちは、授業が大好きなんです。


っていうのは、嘘ではないにしても、
それが休みの日に授業を行わなければならない理由ではありません。


今日みたいな日にも授業を組んでおかないと、
授業単位を認定する授業回数が確保できないんです。


いま日本の大学では、
半期あたり、最低、15回の授業の確保が義務付けられています。

もし足りない場合は、補講を行って15回を満たすようにします。

そしてこれが文部科学省の指導なんです。

逆らうと、補助金がカットされる可能性が高いので、
大学、特に私学にとっては、死活問題につながります。


恐らく、40歳以上の方にとっては、

えぇ、大学ってそんなにきっちりと授業やっていたっけ?

という感想をお持ちのことと思いますが、

そうなんです、

僕たちが学生の頃は、もっといい意味でいい加減でした。

先生によっては、
海外に出かけているため、半期の間にご尊顔を拝することができるのが3回くらいという、
豪のものもいらっしゃいましたよね。


でも今は、とにかく、半期で15回、授業回数の確保が至上命令的義務なんです。


どうもある時期から大学を卒業した若者の新卒労働者としての質が落ちたようで、

経産省文科省にどないなってんネンと文句を言い、
文科省が、へぇへぇ、えらいスンまへんなぁ、

ということで大卒生の社会人としての質を高めるために、
とにもかくにも授業回数の確保という方針が決まってしまったようです。


今回の北大阪地震西日本豪雨災害で急遽、休講が相次いだ多くの西日本の大学では、
この前期、そのスケジュール調整のため、
てんやわんやの7月、8月を迎えることになります。


でも大学の授業回数がいい加減だから、
大卒生のクオリティーが下がったわけではないんですよ、ホンマは。


はっきり言います、

その前の高等学校、

あるいはその前の中学、そして小学校の教育の崩れのつけが大学まで清算されずに残っている、

それだけの話なんです。


つまり、一人大学だけの問題ではないんですね、

社会全体が若者をちゃんと育てるという仕組みを、
どこかで狂わせてしまったいるのです。


いつからおかしくなったんでしょう。

そのあたりはまた考えることにしましょう。


考えるためにも、
そして休日に元気に授業を行うためにも、

そして個人的な告知ですがいつものお店で明後日の水曜日、元気にライブが行えますように、

いつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。