僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

東京? 札幌?

飲酒歴40年、断酒歴3年と9か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、お金に滅ぼされる~・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

東京オリンピック、開催まで1年を切ったこのタイミングで、

このイベントがすでに本質を見失っていることをあからさまに示す事態になっています。

あらためて確認するもでもなく、東京大会のマラソン競歩の会場を札幌に移すというIOCの決定、様ざまな議論と混乱を招いています。

 

一見するとこの議論、酷暑が予想される東京を回避することで、

アスリート・ファーストを貫くことができるかという問題提起のように見えますが、

しかし気候と選手の健康管理の問題を考えるのであれば、

そもそも8月の東京開催という大前提そのものが問われるべきでしょう。

 

そして東京がどうのこうのという問題よりも先に、

夏季オリンピックの開催時期が7月から8月を前提としているIOCの基本姿勢こそが大問題のはずです。

 

スポーツのイベントの開催時期としては北半球では、10月あたりを軸とした秋が望ましいはずですが、

IOCアメリカのテレビ局とのそろばん勘定を第一とした判断によって、

真夏の開催を当然のこととしてきました。

 

世界中のエリート・アスリートが一堂に会し、互いの技能や運動能力、

そして精神的な力を競うことによって人間の無限の可能性を確認し、

さらには感動的な物語を共有することで、

世界平和への意志を確認しようというオリンピックの基本的な精神は、

多分、1988年のロス大会からだと思いますが、

銭儲け第一主義より下に置かれてしまってきました。

 

僕の乱暴な提案。

 

スポーツの根本的な意義を軽んじるイベントに成り下がってしまったオリンピック、

全てのアスリートはボイコットするべきではないでしょうか。

そして僕たち、スポーツ観戦を愛し、アスリートたちのもたらしてくれる感動を共有したいと願うスポーツ愛好者も、

アスリートたちのボイコットを後押しし、支持すべきではないでしょうか。

以前にも書きましたが、

IOCの銭儲け第一主義は、

オリンピックを古代ローマの殺人ゲームに貶める可能性が大です。

オリンピックがもたらしてくれる様ざまなメリットはしかし、

アスリートの命の犠牲の上に成り立つものではないでしょう。

 

僕の提案がムチャであることは承知しています。

でも、一人くらい、このくらいのあほで過激な考えを表明しておく必要はあるんじゃないかな。

 

20世紀からアメリカ的なるものが世界の羅針盤になってきましたが、

もうぼちぼち、アカンのと違いますか。

あんな大統領を選ぶ国民ですよ、あの国の人たちは。

国中が独占的金もうけ至上主義依存症に陥った国の判断基準に、

世界中からノーをつきつけましょう、今こそ。

 

僕は生き延びた薬物使用障害現役当事者としてことの推移を見守りつつ、

時に吠えます。

そのためにもいつもの気合です、ハイ。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。