飲酒歴40年、断酒歴3年と9か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。
本日もリスボンの、少し寂しがっているのかも・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
少しだけ前の日の話です。
先週の土曜日なのですが、
大学時代にお世話になった先生のお別れの会に出席してきました。
1年ほど前に、その先生の個展にお邪魔した際に、
親しくお話ししていただいたのが最後になりました。
最後までエネルギッシュに創作活動に打ち込んだおられたそうで、
でも召されるときはあっさりしたものなんだなと思いました。
会場を後にして、夕暮れ時の京都の街中を散策していた時です。
土曜日の夕暮れということで、おそらく街を行きかう人びとの何割かは、
これから食事を兼ねて一杯やりに行こうという人たちだったと思います。
もちろん、僕はもうあの人びとの一部になることはありません、
断酒者になりましたので。
断酒ライフの素晴らしさは、僕自身がいや程、実感しています。
にもかかわらず、華やかな賑わいの中を行き交う人びとに対して、
あの仲間になることはもうないと思ったときに、ふと寂しさを感じてしまいました。
酒を飲まないことに未練はありません。
しかし酒席に向かうときの、浮足立った気持ちを味わうことはもうないんだと思ったときに、
ちょっと未練たらしい感覚が少しだけ顔を出しました。
酒を飲まずに酒席に参加することもできています。
クールでクレバーな脳みそをキープしながら、
徐々に酔っ払いに変身していく仲間たちを観察する楽しさも知っています。
なのに、まだ酒を飲んでいるわけではない、でもこれから酒席に向かうであろう人たちを見た時に、
飲酒欲求ではなく、未練が顔を出したのです。
どうやら僕の断酒ライフ人生は、まだまだひよっこの段階のようです。
やはりどんな道でも、少しくらいの達成感でえらそうなことを言ってはいけないということなんでしょうね。
神様からおよびがかかるまでは、いつまでも勉強と課題の日々です。
ですのでいつもの気合です。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。