僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

経験値モンスター・ピアニスト

飲酒歴40年、断酒歴8年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、好事魔多しかも・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日もピアニストな一日でした。

 

午前中に愛知川という町の図書館のロビーで、

マチュア・サックス奏者の Y さんとボランティア演奏、

夜は、恒例の龍谷大学深草キャンパス近くのカジュアル・レストランでのセッション・ホスト。

今週はホンマに演奏活動三昧でした。

 

僕はこの頃、演奏活動に関する SNS での広報活動の際に、

経験値モンスター・ピアニストという自称を用いるようにしています。

 

この宣伝用の呼称、決して嘘ではありません。

僕がピアノを弾くようになったのは中学生の頃からで、

ピアニスト歴そのものは単純に50年を超えます。

 

学生時代は、大学での学習と同じくらいの情熱をピアノに向けていました。

そして22歳から先日退職した大学に専任教員として採用される34歳までの、

足掛け12年間、盛り場ピアニストとして生計を立てていました。

 

中学および高校では吹奏楽部に所属し、クラシック音楽の合奏の感覚を身につけましたし、

大学生になってから、本格的にジャズに取り組み始めました。

そして盛り場ピアニストの時代には、歌謡曲を始めとするポップス全般に対する、

専門的なスキルを会得しました。

 

僕のピアニストとしての経験値は、ただ単に長いだけではなく、

多くのジャンルの音楽に、深くかかわってきた点に特徴があります。

 

そして今、定年退職後のミュージシャンとしての活動に対して、

僕の雑食系の経験値の多様性が、生きています。

 

盛り場ピアニストとして生計を立てていた時期は、

自らの表現を放棄していたと考えていた点において、

ピアニストとしての誇りを失っていましたが、

しかし今、その時期に積み重ねた経験が、大いに役に立っています。

 

ただ、注意すべきこともありそうです。

好事魔多しといわれるように、

人生、上手くことが運べていると思っている時に、

落とし穴があるものです。

 

歳を取って少しは慎重さが身についたと思いますが、

若い頃のように調子こき過ぎないように、

はしゃぎ過ぎに注意します。