僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

75日目

断酒を継続して75日が経ちました。
ブログの諸先輩方の中には、断酒X年という方々もいらっしゃいますし、僕と同じように、数十日という方々もいらっしゃいます。
もちろん、この数字は、大きければ大きいほどよいのでしょうが、下手にそれに精神的に縛られてしまうことも、よくないような気がします。
当たり前ですが、1日、1日ですよね。

断酒後の生活の変化について、もう一つ、報告しておきたいと思います。
それは血圧の変化です。

断酒前の僕は、健康診断の時に必ず、担当者がなんだこの数字は、という顔を間違いなくされるほどの、高血圧でした。
何回か測りなおして、カルテ上は最高値を160前後に落ち着かせますが、実際には、180くらいあったと思います。
そして必ず、医師の問診の際に、塩分を控えるように忠告されます。

(ところで、健康診断の際に白衣を着て、様ざまな作業を行うあの人びとの職業は、何とおよびしたらいいんでしょうね。ドクターでは当然ないよね。採血をしたりしているから、看護士さんなのかな。)

断酒後の僕の血圧ですが、高い時で、最高値が140前後、下手をすると120前後まで落ち着いています。
つまり、高血圧という点では、危険水域から脱却できたのです。

かつての僕の高血圧は、塩分の過剰接種が原因ではなく、アルコール性のものであることがはっきりしました。

血圧が正常値(?)にちかづいたこと、それはそれでよいのですが、一つ、実生活上で困ったことがおきました。
それは、手の指の先や足の甲といった、体の末端が冷えやすくなったことです。
この表面体温の低下が、血圧の低下のせいかどうかは、分かりません。
しかし、とにかく冷たいんです。
退院したての頃は、寝床で本を読むのに手袋が必要でした。
また、今でも寝床に入るまでは、靴下をはいています。
これは、断酒によっておこった、ちょっとした困りごとの一つでしたね。

ところで、血圧の話になると、必ず塩分摂取の問題が云々されます。
しかし、主にネットでいろいろあたってみると、塩分の過剰摂取と高血圧の因果関係というのは、完全に立証されている訳ではないようですね。
医学の常識がホンマに正しいのか、それからネットの情報をどこまで情報として活用すべきか、
2重の問題をここに見ることができそうです(ちょっと大げさですが)。