僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

入院、退院後の体重、ならびに食事

多くの断酒の諸先輩方が、断酒の大きな効果の一つとしまして、ダイエット効果を挙げてらっしゃいます。

僕の場合、入院前の一月間、腹水によるお腹のでっぱりが目立ってきたことによって、それまでと異なり、朝の体重計測をさぼっていましたので、何とも言えませんが、確か、65キロぐらいであった体重が、退院後は61キロ前後に落ち着いています。

ですから、単純に体重が落ちたとはいえます。

ただしそれが断酒の効果なのか、6週半続いた病院食の効果か、それとも肝硬変という病気に伴う当然の症状なのかは、判然としません。

ただ、退院後、朝、目が覚めた後、体重計に乗ることが楽しみの一つになっているということは、体重調整の効果が現れていると成果であるといっていいでしょうね。

食事についてですが、入院当初は、もちろん、病院食は味気ないなぁと思っていました。
しかし、慣れるにつれ、結構、味付けもしっかりしているし、何よりも、栄養士さんの計算がこの食事の向こう側にあるんだなと思うと、何か、安心できるような気がしたものです。

退院後ですが、何故か家の夕食のご飯が玄米に代わっていました。

僕は実は、あまり白ご飯は好きではありません。
2週間近く、ヨーロッパをうろついた後に日本に帰国した際にも、特にご飯が食べたいとは思いませんでした。
白ご飯は、体調によっては、受け付けないこともあったくらいです。
特に、あの炊き立てのご飯の匂い(妊婦か)。

でも、玄米は違いました。
美味しいですね、玄米ご飯。
もちろん、酒を止めたことによって味覚に変化が現れ、いろいろなものがおいしく感じるようになってきたのかもしれません。(退院後、一度も白いご飯を口にしていないので、今でも白ご飯が苦手かどうかは、分かりません。)

食事量はもちろん、増えてはいないのですが、食事に対して、積極的に関わるようになってきたようにも思います。

それから、これも多くの先輩方の報告にもあるのですが、甘いものが止められなくなりました。
退院後は自宅で療養しながら勉強をしておりますが、手元にチョコレートが欠かせなくなりました。
とあるパーティーに出席する機会もありましたが、若い女性が立食パーティーでスィーツに走る気持ちも、大いに理解できました。

僕は何と、完全に辛党から甘党に変わってしまったようです。