僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

退院、自宅療養

2月25日、無事、退院できました。

最初に受診した病院に駐車したままの車に乗るつもりでしたが、さすがに病み上がり、微妙な体のふらつきがあり、それはあきらめました。

自宅に戻り、まずは家にある酒を全部、捨てました。
おそらく、そうでなければ、あっという間にスリップしていたことでしょう。

自宅はやはり、よいものです。当たり前ですが。

僕の場合、何が一番良かったかというと、自分の寝床で眠ることができたことです。
体も神経も、この決しては広くない部屋とせんべい布団に安心しきっています。
久しぶりに熟睡できたような気がしました。

さて、多くの先輩が断酒の効果として、睡眠の質の向上について、報告されています。
僕の場合、どうであったかといいますと…。

入眠について
いまのところ、入眠に特に苦労は感じていませんが、しかしすっと眠りに入れるという感じではありません。
やはり、飲んでいた頃の、いつのまにか寝ていたという、気絶爆睡の方が気持ちいいような気がします。

でも、睡眠全体の質は、向上しているのでしょう。
毎日睡眠時間を記録していますが、毎日夜中に一度、トイレのために目が覚めることも含め、睡眠時間は、6時間から7時間、目覚めはすっきりしています。

退院してすぐのころは、薬の副作用で明け方に軽いこむら返りを起こしていましたが、それもいつの間にか、止みました。

一つの結論。

僕は40年近くの間、酒を飲まなければ、しっかりと睡眠をとることができないという、根拠のない思い込みにとらわれていたのです。
これは、人生が一度しかないことを考えると、大きな損失でしたね。
残り何年許されているのか分かりませんが、この損失を取り返すことは無理としても、残りは有効に使いたいものです。