僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

飲酒と睡眠

飲酒歴40年、断酒歴5年と10ヵ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、後悔先立たず・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今朝の目覚めについてです。

まず、3時前に一度、目が覚めました。

もちろん、外は真っ暗、枕もとの時計を見ると、まだ3時、

なんぼ何でも早すぎると思い、もう一度、眠りにつきました。

 

次に目が覚めた時には、6時を少し回っていました。

僕にしては、少し寝すぎです。

でも昨晩、感じていた心地よい疲れから考えれば、当然と考えられる目覚めの時間でした。

 

僕が大量飲酒者になってしまった理由は、いくつかありました。

比較的、肝臓の処理能力が高く、長時間の酩酊状態を楽しめたのもその一つでしたが、

もう一つは、飲酒による酩酊状態が快適な睡眠を誘うという勘違い、

そしてその勘違いが高じて、

ある程度の量のアルコールを摂取しないと睡眠に落ちることができないという、

脅迫観念にとらわれてしまったことがありました。

飲酒者の頃は、

飲酒は睡眠の質を落とすといわれても、全く信じられませんでした。

飲酒による酩酊というか、ほとんど気絶に近い状態以外に、

確実な睡眠への入り口があることが理解できませんでした。

 

でも今では、飲酒が睡眠の質を落とすということがなんとなく理解できます。

例えば今朝の僕は、二度寝をしましたが、

飲酒者の頃に今朝のように必要以上に早く目が覚めると、

その後に速やかに再び睡眠に落ちることは、ほとんど不可能でした。

飲酒による酩酊状態の延長としての気絶状態を僕は睡眠と信じ込んでいたのですが、

しかし気絶状態は一度、覚醒した後に、再び気絶するわけではありません。

そして気絶からの目覚めに過ぎませんから、当然、疲れは回復はしていません。

僕は40年にわたって、睡眠と気絶を混同していました。

 

僕は比較的、問題飲酒行動の少なかった方ですが、

しかし、過度の飲酒により肝臓病を患ったこととともに、

40年間もまともな睡眠をとってこなかったことは、

今、考えれば、とんでもない大損失であったと思わざるを得ません。

もし過度の飲酒に苦しんでいる人からアドバイスを求められたら、

まずはこの失敗について語ろうと思います。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。