僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

小食と大食い

断酒生活も100日を超え、安定期に入ってきたような気もします。

酒のことを全く考えないわけではないですが、酒を飲んだら美味いやろなという気もちと、あの変なにおいのする液体をからだにいれるのはちょっとなぁ、という気もちが相半ばしている感じですね。

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1月半の入院生活および断酒生活の継続から、様ざまな変化が僕の体に現れているようですが、
今日はその中でも、味覚に対する気づきの話です。

おそらく、おそらくですよ、飲酒者であった時期よりも、僕の味覚は鋭敏になっているのではないかと思います。

例えば、最近の日常的な食事はほぼパターンが固定しているのですが、朝食のトーストの味が毎朝、楽しみです。
別に特別なパンを購入している訳ではありません。
トーストに塗るものについては、毎朝、いろいろなヴァリエーションを楽しんでいますが、
それ以上に、パンそのものの味に対して、美味しいなと思うのです。

そして、こんな安売りの食パンでも楽しめるのだから、きっとさまざまに工夫を凝らしたパンをいただいたら、それはそれは、美味しいことだろうなぁ、と想像します。

毎日の食事に丁寧に作りこんだパンを購入するという贅沢はなかなかできませんので、
勝手に楽しみにしているのが、旅先での朝食なのです。
(写真は、ポルトガル、アヴェイロのホテルで供された、ビュッフェ)

思いきり、食べてみたい、と思うのですが、ここで少しばかり悲しいのは、僕が小食であるという点です。

若いころは何ぼでもドカ食いができましたが、40過ぎたくらいから徐々に食が細くなってきたかな。
そして今回の肝硬変の発症により、決定的に胃が小さくなってしまったようです。

退院して久々に大学に行ったときに、学食名物の天津飯を注文したのですが、完食するのに一苦労しました。
また味付けも、無茶無茶濃く感じられました。

いわゆる大食いの人びとを、とてもうらやましく思います。

僕は、あのTV東京の番組が大好きで、特に、女性の大食いファイターたちに対しては、羨望に近い感情をもっています。
アンジェラ、ロシアンの両佐藤さん、三宅さんといった若き常連さんたち、
そして伝説の赤坂さん、菅原さん。
或いはギャル曽根ちゃんをはじめとする、タレント行にいそしむファイターたち。

現場で彼女たち(もちろん、男性ファイターたちもすごいと思いますよ)の食べっぷりを見てみたいものです。

僕にはもちろん、彼女/彼らのように食べることは、無理です。
許された内臓の許容量の中で、美味しく頂き続けることができれば、それで最高ですよね。

さ、今日もアミノレバンを飲んで、頑張りませう。