僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

僕たちのインフラは

飲酒歴40年、断酒歴2年と7か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、社会派?ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


台風21号、すごかったようですね。

実は昨晩から今晩にかけて我が家も影響を受けました。

今回の台風、皆さん、風が半端なかったとおっしゃっていますが、

もともと比良おろしをもろに食らう山の中で暮らしている我が家、
昨晩の台風の風はそれほど、どうということはなかったのです。

今朝、大学に出かけて見て、

学内の様ざまなもの、

工具を置くための物置や、開学当初から植えられていた植樹等が、
台風の暴風の影響を受けて、
ひっくり返ったり、抜けたりしているのを見て、
下界はとんでもないことになっていたことを知りました。

で、我が家の被害なのですが、

昨晩のの10時くらいでしたか、
何の前触れもなく停電になり、

その停電がつい先ほどまで続いていたことです。


テレビはもちろん、
WiFiが飛びませんので、ネット情報のキャッチもできません。

もっとアナログなレベルでいえば、

洗濯はできませんし、トーストを焼くことも、
ご飯を炊くことも難しい。

そして何よりも、冷蔵庫の中身が心配です。


いかに僕たちの生活が電気の供給なしには成り立たないか、
またも思い知らされました。


いろいろなところでいろいろな人が被害を受けたようですが、

今回、最もショッキングだったのは、

関西国際空港が考えにくいダメージを受けてしまい、
復活のめどが立っていないという事態です。

もし台風が1週間、前倒しでやってきていたら、

あるいは僕の北京旅行からの帰国が今日(水曜日)だったら、

僕は北京で足止めを食っていたか、

行き先が中部か成田に変更になっていたでしょう。


海外旅行好きとしては、ホンマにショッキングな事態です。


僕たちの社会インフラって、こんなに弱っちかったですか。

たしかに台風21号がとんでもない化け物であったことは間違いないでしょう。

でも、いくら強烈な台風であったとはいえ、
たった一つの異常低気圧でここまで町の風景が影響を受けるものでしょうか。

いろいろな便利さを追求したあまり、基本的な体力を失いつつあるのが僕たちの社会だとしたら
少し立ち止まって考えたほうがいいかもしれません。


今日も昭和のおっさんの時代にあえて竿をさす不満の一言でした。


皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。