僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

天災は常にやってくるらしい

飲酒歴40年、断酒歴4年と7か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル61。

本日もリスボンの、これも断酒ライフのメリット・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

未曽有の大災害をもたらす可能性のある台風10号がやってくるそうです。

つい先日の9号と似たようなルートをたどる可能性もあるようで、

九州・沖縄地方の皆さんには、

お見舞いを申し上げますとともに、

新たな災害防止への準備をお勧めします。

 

もっとも、今回の10号、

あまりに強く、大きすぎるので、

直接、通過する地域のみならず、

台風にとっての進行方向、右手の地域にも、

どんでもない風雨被害をもたらす可能性が高いようで、

僕たち、近畿の住人も枕を高くして寝ることはできません。

多分、我が家も、

明日の晩から雨戸を閉める等の対策を取ることになるでしょう。

とりあえず明日の午前中は、

我が家の庭からはみ出して路上の電線と交差している

ヤシャブシの枝打ちを行うことにします。

 

こんな時にぞっとするのは、

もしも僕がアルコール使用障害者になっていながら、

内臓が比較的元気なままでいたとしたら、

どうなっていただろうと想像する時です。

 

使用障害に陥った脳みそは、

風雨が強まって外出ができないことを理由に、

いつにもまして過剰な飲酒を命じることでしょう。

表向き、飲酒の影響を受けないように見えても、

当然ながら理性的な判断は劣化します。

そんな時に、経験したことのないような事態にめぐり合ったとしたら、

どんな不幸が待っていることでしょうか。

 

きっとありとあらゆる判断を間違うでしょう。

外部との連絡や交渉を確保するためにうっかり車を運転してしまった時には、

どんな悲惨な事態が待っていることか。

さらに今は、Sars-Cov-2 感染拡大防止という、

こちらも未曽有の緊急事態の真っただ中です。

 

ホンマに断酒ライフに入門していてよかったと思います。

 

ふと、もう少し抑えた飲み方をしていれば、使用障害にも肝硬変にもならず、

社会的にも精神的にも真っ当な飲酒を

まだ楽しめただろうなと考えてしまうことがあります。

でも、僕のような初めからの習慣飲酒者には、真っ当な飲酒習慣は無縁のものでした。

 

したがって、体も脳みそも一度、こわし、

人生双六、強制的な一回休みを経験する必要がありました。

天災の訪れを前に、そんな殊勝なことが考えられるようになりました。

やっぱり、断酒ライフはすげーっす。

僕のように、一度、脳みその一部を壊した人間も、

復活し、さらなる成長を遂げることができるんです、断酒ライフのおかげで。

 

ありがたさを味わいながら、

しかししっかりと天災に備え、確実な行動をとります。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。