僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

聖の青春

今日も秋晴れ、小春日和、いい日です。
アル症でも元気、肝硬変でも元気、もうすぐ58歳、57歳のアル症男リスボンです。

本日もリスボンの、自分勝手・はた迷惑・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

29歳という若さでこの世を去った天才棋士村山聖九段の棋士人生を描いた映画、
「聖の青春」が今週末から公開されるそうです。

ヘボ将棋しかさせない、詰将棋も7手詰めくらいが限界かなというへなちょこ棋力しかない将棋ファンの僕ですが、
小説「聖の青春」は、出版後ほとんど時を置かずして読みました。
素晴らしい文学作品の映画化というのは、非常に難しい試みだろうなと素人ながら思います。

本日のNHK将棋の時間に、村山九段役を演じた松山ケンイチが出演し、様々なことを話していました。
また、現役の棋士の村山九段に対する思い出話も紹介されていました。

山九段について僕たちアル症者としては、29歳という短い人生を走り抜けたその壮絶さに頭が下がると同時に、
月並みですが、アル症になりながらも生きていくことを許されていることに対して、思いを新たにしなければならないと考えました。

生前の村山九段にとって親友の一人でもあったと思われる先崎八段による
「プロ将棋を批評させると、村山九段は最高の批評家であった」という評価は、
同時代を生きた棋士として、村山九段の行き方の壮絶さを直に目にしながらも、
軽妙に、しかし村山九段の本質をついた評として、面白いなと思わされました。

いろいろなことから映画館に観に行くことは難しそうですが、
世間がほぼ忘れ始めた頃に、じっくりと見てみたいなと思っています。

皆さんも僕も、今日も明日も暑かましくもご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。