僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

はかなシ氏(天使ちゃん)の作品

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また体重が増え気味です、気を付けましょう、アル症と肝硬変、そして若干の糖分依存症、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、人畜有害・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


僕のブログにたまに登場する天使ちゃん、
僕の勤めている大学の現在4年生で、現代美術を専攻しています。

彼女は、入学後すぐに、僕の担当する障碍者福祉のアートプロジェクトに参加してくれ、
学年の進行とともに、僕の右腕として活動してくれてきています。

また、ジャズがお好きということで、僕のライブ活動にも、お手伝い兼お客さんとして何回も同行してくれています。

礼儀正しさとお茶目さを兼ね備えた、不思議な魅力満載のカワイ子ちゃんです。


その天使ちゃん、今週、個展を開いてました。
彼女のアーティスト・ネームは「はかなシ」、
関心のある方は、このアーティスト・ネームで検索してみてください。

天使ちゃんの今回の個展、
大きく2通りの作品展開を見せています。

素材はアイロンビーズです。

一つはアイロンビーズで、等身大の飲料の自動販売機を再現しています。

もう一方は、ウィンドウズ95のアイコンや、飲料をはじめとする液体商品のパッケージをアイロンビーズで造形しています。

アイロンビーズという荒いドット素材で、
もともとドットとしてデザインされたアイコンや、デジタル・ネイティヴの世代にとってはごく当たり前に存在するアイテムを表現することで、
アナログ文化とデジタル文化の隙間や乖離、そして連続性に対して、問題を提起しています。

表現そのものは、ストレートにかわいらしいものですが、その内包する問題点は、
(作者としての天使ちゃんが自覚しているかどうかはともかく)人間の社会認識そのものにかかわる、深刻なものです。


僕自身は、カリキュラム上は彼女を直接指導する立場にはありませんが、
彼女と出会えたことを大変うれしく思っております。
また、今後、天使ちゃんがどのような進路に進もうとも、応援していきますし、
天使ちゃんが望むのであれば、支援できることは何でもしたいと思っています。


スンマセン、ブログという半分公的な場にラブレターを書いてしまいました。

皆さんも僕も、今日も明日も厚かましくもご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。