本日もリスボンの、無理難題・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。
さて、タイトルの「どこかで掛け違えていたら・・・」という話ですが、
僕の人生のかなり早い時期に両親や親戚一同がとある選択をしたら、
僕の人生は無茶苦茶になっていたかも、
という話です。
僕の人生は無茶苦茶になっていたかも、
という話です。
一つ目は、今頃、間違いなく人間としての扱いを受けることなく命を落としていたであろう、という予想です。
僕自身は、在日の3世、父方の親族は韓国系なのですが、母方は北朝鮮に本籍があります。
幼い頃、親戚の家で、朝鮮グラフという雑誌を見ました。
そこには、日本から北朝鮮に帰国した同胞たちが、北朝鮮の建国の第一線で活躍しているという記事が掲載されていました。
そのような話はなかったと思いますが、もし、我が一族が北朝鮮の帰国事業に参加していたら、
僕たち帰国子女達は、北朝鮮国内において敵対階層という位置付けがなされ、人権はおろか、人間性も奪われる生活を余儀なくされていたことは、火を見るより明らかです。
そこには、日本から北朝鮮に帰国した同胞たちが、北朝鮮の建国の第一線で活躍しているという記事が掲載されていました。
そのような話はなかったと思いますが、もし、我が一族が北朝鮮の帰国事業に参加していたら、
僕たち帰国子女達は、北朝鮮国内において敵対階層という位置付けがなされ、人権はおろか、人間性も奪われる生活を余儀なくされていたことは、火を見るより明らかです。
で、もし、韓国に帰国していたとしたら・・・
こちらはなんとも言えません、成功していたかもしれませんし、
田舎の片隅で、あるいはソウルのまん真ん中で貧困を極めていたかもしれません。
田舎の片隅で、あるいはソウルのまん真ん中で貧困を極めていたかもしれません。
今韓国では、朴大統領の不正をめぐって国中が大きく揺れています。
確かに韓国は、華やかな暮らしをしている人たちがいる一方で、
首都のソウルでさえ、とんでもない貧乏暮らしを強いられている人たちがいます。
確かに韓国は、華やかな暮らしをしている人たちがいる一方で、
首都のソウルでさえ、とんでもない貧乏暮らしを強いられている人たちがいます。
これまで3回ほどソウルを訪ねましたが、
例えば、グルメにとって楽しい買い物ができると評判の東大門(トンデムン)市場の界隈も、
少しだけ裏道に入れば、韓国社会の目を背けたくなるような現実に直面させられます。
例えば、グルメにとって楽しい買い物ができると評判の東大門(トンデムン)市場の界隈も、
少しだけ裏道に入れば、韓国社会の目を背けたくなるような現実に直面させられます。
ほとんど雑巾としか言いようのない衣服に身を包んだ老人が物乞いをしている、それがソウルの裏通りなのです。
祖国ということはできませんが、北の現実も南の現実も、必ずしも他人事ではないのです。
亡くなった母親の家族は、北に渡りました。
母の父が亡くなったという知らせの後、全く音沙汰がありません。
母の父が亡くなったという知らせの後、全く音沙汰がありません。
僕と朝鮮半島の結びつきについては、こどもたちには形式めいたことしか伝えていません。
僕のこどもたちがハーフであることは間違いありませんが、しかし僕自身が日本生まれの日本育ちである以上、娘と倅の中の半島的要素は、おそらくごく僅かでしょう。
僕のこどもたちがハーフであることは間違いありませんが、しかし僕自身が日本生まれの日本育ちである以上、娘と倅の中の半島的要素は、おそらくごく僅かでしょう。
国際社会で活躍する朝鮮出身者は少なくありません。
しかし、少なくとも、今現在、二つの国は、無茶苦茶な状態です。
しかし、少なくとも、今現在、二つの国は、無茶苦茶な状態です。
話が少しばかり重くなりました。
でも