僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

儒教と朝鮮民族(韓民族)、不幸な歪み

飲酒歴40年、断酒歴3年と7か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、少しまじめに?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今、韓国のマスコミはどうかは知りませんが、

この国のマスコミの多くが、日韓関係のめんどくさい事態について、

連日のように取り上げています。

僕は政治学者ではありませんので、

ホンマの実態は分かりませんが、

しかし、ムン・ジェインもポチ・シンゾー・アベも、

それぞれの国内問題を国際問題に置き換えて、

つまらんチキンレースに落ち込んでいるようで、

どっちもバカだなぁと思います。

 

ネット上でも、

韓国の政治や文化の特別な性格についていろんな人が、

かまびすしくいろいろなことを言っているようです。

それぞれの論調はそれぞれなんで、あまり深くコメントすることもないんですが、

 

ただ、誰の説だったか忘れましたが、

中国、朝鮮(韓国)、日本の精神文化の共通母体ともいうべき儒教について、

朝鮮半島だけ、相当、独自の解釈をしてしまっているという指摘がありました。

 

その解説によると、

朝鮮半島における忠義の精神とは、

一族郎党に対する忠義なのだそうです。

この場合の一族郎党とは、

基本的には血族ならびに婚姻関係による親族関係を中心としていますが、

いわゆる雇用関係における疑似血族も含まれるそうです。

ナッツ姫の横暴なふるまいも、

自社の社員を、

一族郎党の最下位に位置する下僕のように考えていたからこそ可能だったのでしょう。

 

そして韓国の大統領経験者の大半が、

その任期の晩年に様ざまな疑惑によって政治生命を失い、

大統領退任後は不幸な結末を迎えるのも、

この、一族郎党に対する忠誠心を何よりも尊ぶ、

朝鮮半島儒教精神に根本的な原因があるとのこと。

 

すでに日本に帰化して10年以上がたち、

いやそもそも、三世でもあり、教育もすべて日本の教育機関で受け、

ほぼ日本人的な感覚で育った僕も、

こどものころの親族とのいろいろなことを振り返ってみると、

この朝鮮半島流の儒教解釈が、

僕たち在日のこどもたちにも大きな影響を残していることがわかるのです。

 

以前にも報告したことがありますが、

在日朝鮮・韓国人の家では、たとえアホで無能であろうと、

男系の長子のいうことが全てにおいて優先されてました。

僕の親戚一同では、

ホンマに仕事のできなかった僕の父の長兄、

つまり僕にとって叔父にあたる人が、一族の支配者でした。

少しばかり生意気なガキであった僕は、

何であんな仕事もせぇへんおっさんに何でもかんでも怒られなあかんネン?と

その理不尽さんに疑問も感じましたが、

周りの大人が全て付和雷同している姿を見て、

何も言うことはできませんでした。

 

北朝鮮という、信じがたいほどマンガ的な国家の存在も、

そして今、まさに自ら破滅に向かおうとしてる韓国の現状も、

この一族郎党の男系長子制を重視する精神性によって、

説明可能になりそうです。

 

あの半島の二つの国家は、

滅亡してもいいかもしれません。

 

そして僕が今後も探るべきは、

この一族郎党長子制儒教精神が、

アルコール使用障害の大きな原因の一つであったかどうかを確認することです。

 

少し大げさかもしれませんが、

東アジアという共同体の将来を考えるためには、

中国、朝鮮半島、そして日本のそれぞれの精神性の、

共通性と独自性を考えることが重要だと思っています。

そしてその中で、

アルコール使用障害という疾病の撲滅につながるヒントも見つかるかもしれません。

 

在日朝鮮人にして韓国人、そして現在は帰化して日本人になり、

大学の研究者という、

比較的、精神的な自由を発揮することが許される職業につきながら、

アルコール使用障害を発症してしまった僕は、

このテーマについて、

当事者学的に考えることができるベターな位置にいるのかもしれません。

 

ですので、これからも頭も体も元気でいなければなりません。

ということでいつもの気合です。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。