僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

薬物

アル症です、肝硬変です、おっさんです、厚かましくも元気です、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、無思慮・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


僕が入院していたころ、清原が逮捕されました。
その後、執行猶予付きの判決が出ましたが、
今回、執行猶予中のASKAが逮捕されました。

もちろん、僕たちにはテレビやネットを通した情報しか届きませんから、
事の真偽はわかりません。

ただ、報道されている通りであるとするのであれば、限りなく再犯が疑われます。

アル症の再飲酒率も決して低くはないようです。
1年後には、70%の人が挫折し、一度はスリップする経験を持つようです。

しかし、僕たちアル症者は、そこからのやり直しも不可能ではないですよね。
もちろん、油断は常に禁物ですが。

一方、覚醒剤
かなり厳しいようですね。
裁判で有罪の判決を受けても、再犯率が9割近く。
しかも年齢が高くなればなるほど、再犯率は高くなるとのこと。

反社会的勢力とのつながりさえ気を付ければ、
そう簡単には覚醒剤をはじめとする危険な薬物にアクセスすることはないと思いますが、
薬物の恐ろしさをアルコールで初めて知ったことは、決して褒められたことではありませんが、よかったかもしれません。

アルコールも含めて薬物は、だれにとっても危険因子であり続けるわけですから。

ASKAのこれまでの才能のほとばしりを考えると、再びよみがえってほしいものです。

彼が再逮捕されたことによって、ワイドショーで疾病としての依存症が取り上げられることが増えたような気がします。

僕たち、当事者にとっても、どう捉えたらいいのか、まだ不明な部分も少なくないのですが、
少なくとも薬物障害が疾病の一つであるという認識は、広まってほしいかな。
僕たちが発症したのは、きっかけとしては僕たちにも問題があったからでしょうが、
そのポイントだけを取り上げても問題の解決にはならないということを多くの人に知ってもらいたいと思います。

スリップしていないことに感謝しながら
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。