僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

反知性主義 さぶっ!

日本全国、寒くなるらしいです、寒さにも負けないアル症、肝硬変、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、空元気・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

我が国の総理大臣もひどいっすけど、
(なんで、支持率、あんなに高いんだろう?)
アメリカの新大統領も相当ですよね。
この前の記者会見、すごかったもんね。

ほんまにメキシコとの国境に壁を作るんだろうか。
で、どうしてその費用をメキシコに払ってもらうって言えるんだろう。

あんたの家との境目に壁を作りました、あんた、払うてね。

この理屈、成立する?

お前んとこは俺が嫌がることしか報道セェヘンから、質問させへんで、ええな。

一つの国の指導者がいうことですか?
しかも仮にもアメリカですよ、アメリカ。

反知性主義、教養軽視主義、ここに極まれり、ですね。

知性や教養とは、

自らの知ることができる範囲に限界があり、
自らの信ずる価値観以外にも多様な価値観があり、
この世界は多様性が生きているゆえにおもしろい、

ということを確認できる知的な態度のことです。

安倍さんもトランプさんも、
経済的な価値観を中心に自分たちの足元の発展や安全ばかりを考えていればいいんやで、
と国民を言いくるめようとしています。
言いくるめられた人びとは、有権者も政治家も、
「でも」あるいは、「but」という逆接の接続詞を辞書から抹消するように操作されてしまいます。

60億、総ロボトミー計画を進めようとする、まさに悪魔の手先がこの世にはびこりつつあるのかもしれません。

少なくとも大学で若者たちを刺激する立場にあるものとしては、
たとえ批判されようとも、現在の世界の危険さを訴え続けます。

そして、僕たちアル症者は、
たとえその非の一部は自らの心の弱さに理由があったにしても、
多様な人間のあり方について自らの心身をもって体験しました。

僕たちが関わってしまった恐ろしい体験について、時に語りましょう。
人間は、一面的な健康優良児ばかりではないのです。
僕たちの人生の失敗は、無意味ではないはずです。

反知性主義、教養軽視主義に対して、断固として反抗しましょう。

政治家のアジテーションみたいになってしまいましたが、正義漢を気取るつもりはありません。
1アル症者の魂の叫びです。

叫びながらも最後はいつものように朗らかに
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。