僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ようやっと卒業

アル症はつらいよ、肝硬変もつらいよ、でもそれも新しい人生、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、今さらかい・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


ようやっと卒業できたかもしれません。

といっても、卒酒を完全に成し遂げたということではありません。

卒酒は僕たち断酒者にとって、永遠にゴールのない目標点です。
でも永遠にゴールは来ませんが、ゴールへの見通しをもつことはできる、不思議な目標点です。

では何を卒業できたのかもしれないかというと・・・

ガキんちょ・出しゃばりたがり・スピリットです。
(別名、非公認ADHD、注意欠損多動性障害ともいうかも)

僕は昔から、目立ちたがりではありませんが、
その他大勢の一人や舞台裏の黒子という大事な役割をこなすことが苦手でした。

ホンマは目立たずに業務を遂行しなければならないときでも、

オレ、やってるで~

とばかりに人前に出たがってました。

100%、アカンことをしているわけではないので、叱るほうも叱りにくい、
そのため、こちらもさらに図に乗ってしまう、

ホンマにどうしようもない、めんどくさいガキでした。

しかし、何と60を前にして、そうではない精神状態で仕事をこなせるようになってきたようです。

本日は学会の研究例会で、僕の勤めている大学が会場でした。

僕は当番校担当委員ということで、会場準備をはじめとする裏方仕事を行ったのですが、
自分でいうのもなんですが、黒子に徹することができたような気がします。

病気になり、自分ひとりで生きているわけではないということを身をもって知りました。
精神を患ったことにより、人は弱さとともに生きていることを知りました。

アル症を発症せずに(というよりも診断を受けず、その結果無自覚であり続けて)いたら、
はええ歳こいた、いや~なガキんちょ・おっさんのままでいたでしょう。

2回目(3回目?)の人生、新しい局面を迎えることができたようです。

ということで
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ継続していきましょう。