僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

妄想ワールド

時に深刻に、でも基本的には楽観的な病人、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、わがまま勝手・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

さて、今日は、あり得るかもしれない妄想ワールドへ。

とある酒席、リスボン君、今日はビジネスマン、課長補佐という設定で。

部長からまぁ一杯と酒を勧められます。

「部長、申し訳ございませんが、健康上の理由で私はこちらをいただいております」とウーロンちゃんのグラスを掲げます。

「一杯くらいなら、薬やで、まぁ固いことを言わんと」
「いえ、肝臓を傷めておりまして」
「少しくらいなら大丈夫やろ、まぁ、イケ」

部長さん、少しばかり意地になってきました。

「いえ、部長、このような席で申し上げにくいのですが、少しばかり精神のほうも患っておりまして」
「何を言う、酒の一杯くらいで壊れる人間なぞおらんやろ、とにかく一杯イケ」
「正直申し上げます。私、アルコール依存症でございまして、一杯飲んでしまうと、歯止めが利かなくなり、内臓にも響いてまいります」
「何ちゅう、めんどくさいことを抜かす、一杯の酒くらいどうもないわ、わしとはいっしょに飲めんというのか」

部長さん、もうすでにぶち切れ寸前です。


おそらく、僕たちの病気についてまだ理解していない方々は多くいらっしゃるでしょうね。
お前らは根性と辛抱が足れへんのや、という、むちゃな精神論。

そこで妄想ワールド内のリスボン君、むちゃにはムチャで返します。

「部長、お言葉ですが、もし僕がここに違法な薬物をお持ちして部長に飲んでもらい、部長のおっしゃる根性で、1回きりの摂取で止めることができますか・
「当たり前じゃ、日本男子をなめるな」

ここで僕が覚醒剤のような即座に強烈な依存性を形成するような薬物をもってきたらどうなるでしょうね。

おそらく、部長の人生はズタズタになることでしょう。

依存症、あるいは使用障害は、恐ろしい精神疾患にほかなりません。

こんな妄想を現実のものにしてはいけませんが、しかし僕たちの病気についてもっと知ってもらう必要はあるでしょうね。
正義感を自認する人ほど、根性論や精神論がお好きでしょうから。

ちょっと変則的な内容を書きました。

では
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。