飲酒歴40年、断酒歴2年と少し、日本人歴15年、不良老人リスボン、59歳。
本日もリスボンの、風俗考証?ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。
(いきなりかっこですが、今日の話題の風俗というのは、いわゆる桃色系のサービス業のことではなく、少しだけハレの舞台の生活文化、くらいの意味です。)
今日は3月3日、桃の節句、お雛祭りの日だそうです。
なぜ伝聞形で書くかというと、
お雛祭りと僕の間には、全く何のご縁もないからなんですね。
僕は男ばかり3人兄弟の長男、
したがって僕が育った家族で女性は唯一、お母んのみ。
したがって僕が育った家族で女性は唯一、お母んのみ。
で、このお母んが、どちらかといえば女くさくない女性でしたので、
まるで男ばかりの家族で育ったようなものです。
まるで男ばかりの家族で育ったようなものです。
ですので、家の中にお雛様が飾ってあるという事態は、
目撃することはおろか、想像すらできなかったことでした。
目撃することはおろか、想像すらできなかったことでした。
最近では、デパートなんかで展示されているお雛様を見て、
価格とそこに込められた工芸的な技術の関係については興味をもつことがあるくらいです。
価格とそこに込められた工芸的な技術の関係については興味をもつことがあるくらいです。
そもそもお雛様の段飾りを家に置くことができるということ、
つまり家の中にそれだけの空間的な余裕があるということ自体が僕にとっては無縁のことでした。
つまり家の中にそれだけの空間的な余裕があるということ自体が僕にとっては無縁のことでした。
決して貧しいこども時代を送ったとは思いませんが、
かといってええとこのボンでもありませんでした。
かといってええとこのボンでもありませんでした。
還暦を前にしても妄想恋愛に入れあげてしまうがっつきぶりや、
今では無理ですが、食べ放題、飲み放題の時には、
美味しさや楽しさよりも、量で元を取る、いや絶対に得してやるというさもしい根性は、
やはり育ちの良さがもたらしたものでしょう。
今では無理ですが、食べ放題、飲み放題の時には、
美味しさや楽しさよりも、量で元を取る、いや絶対に得してやるというさもしい根性は、
やはり育ちの良さがもたらしたものでしょう。
3月3日、お雛祭り、
まさにごく一部の上位の大衆文化の中に奇跡的に継承されたお公家様的伝統、
まさにごく一部の上位の大衆文化の中に奇跡的に継承されたお公家様的伝統、
僕には、ホンマに無縁のものです、昔も今も。
身体的には無理ですが、気持ちの上では今でも肉食系です、この勘違い老人は。
でも勘違いこそサバイバルの秘訣、
勘違いを続けます。
勘違いを続けます。